昨日16日にNTTドコモが新たな料金プランを発表しました。その名も「カケホーダイライトプラン」(以下カケホライト)。これは従来の月額2700円だったカケーホーダイプラン(以下カケホ)より1000円も安い月額1700円で利用できる定額通話プランです。スタートは2015年9月25日(金)からの予定。
ではこの定額プランが今までのプランに比べると、どの程度お得になるのでしょうか?2つのケースに分けて料金比較をしてみました。
ケース1 4人家族の場合
その他の設定は以下の通りにして計算。(25歳以下の方には、2016年1月21日からスタートしたドコモ新学割を適用しています。)
条件
・父は10年以上ドコモを利用
・新規購入なし
・シェアパック15を利用中
・25歳以下が2人
カケホライトの場合
父 | 母 | 子 | 子 | |
---|---|---|---|---|
通話料金 | 1700円 | 1700円 | 1700円 | 1700円 |
シェアパック15 | 12,500円 | 500円 | 500円 | 500円 |
SPモード | 300円 | 300円 | 300円 | 300円 |
U25割引 | 0円 | 0円 | -800円 | -800円 |
ずっとドコモ割 | -800円 | 0円 | 0円 | 0円 |
合計 | 13,700円 | 2500円 | 1700円 | 1700円 |
=合計19,600円
※「カケーホーダイライトプラン」で新学割プランを適用する場合は通話定額が800円の割引となる。(その代わり「U25応援割」の基本プラン500円割引は適用されない)
※10年以上継続のため「ずっとドコモ割」が適用され、父に800円の割引が生まれる。
カケホの場合
父 | 母 | 子 | 子 | |
---|---|---|---|---|
通話料金 | 2700円 | 2700円 | 2700円 | 2700円 |
シェアパック15 | 12,500円 | 500円 | 500円 | 500円 |
SPモード | 300円 | 300円 | 300円 | 300円 |
U25応援割 | × | × | -1300円 | -1300円 |
ずっとドコモ割 | -800円 | × | × | × |
合計 | 14,700円 | 3500円 | 2200円 | 2200円 |
=合計22,600円
このように同じプランで比較した場合、3000円もカケホライトの方が安くなることが分かります。またカケホーダイプランでシェアパック10を利用した場合は21,200円となり、カケホーダイライトプランでシェアパック15を使った方が安くなるという計算にもなります。では次のケースを見てみましょう。
ケース2 1人で利用の場合
その他の設定は以下の通りにして、カケホプランとカケホライトプランを比較してみました。
条件
・26歳以上の社会人
・ドコモを利用してから5年
・現在データMパックを利用(5GB)
「カケホ」と「カケホライト」の比較
カケホ | カケホライト | |
---|---|---|
通話料金 | 2700円 | 1700円 |
データMパック(5GB) | 5000円 | 5000円 |
SPモード | 300円 | 300円 |
合計金額 | 8000円 | 7000円 |
この場合はそのまま1000円分安くなることになります。しかし、現在2GBのプラン(データSパック)を利用している人には注意が必要です。カケホライトでは2GBのプランが選択できません。上の設定で現状の2GBプランの場合、6500円となり、カケホライトでは損になる可能性があります。10年以上利用している場合は「ずっとドコモ割」が適用されるので、カケホライトの5GBの方が安くなります。分かりやすくするために比較表を作ってみました。
カケホー(2GB)、カケホライト(5GB)、カケホライト(5GB、10年以上利用)の比較
カケホ | カケホライト |
カケホライト (10年以上) |
|
---|---|---|---|
通話料金 | 2700円 | 1700円 | 1700円 |
データSパック | 3500円 | × | × |
データMパック(5GB) | × | 5000円 | 5000円 |
SPモード | 300円 | 300円 | 300円 |
ずっとドコモ割 | × | × | -600円 |
合計金額 | 6500円 | 7000円 | 6400円 |
このように10年以上利用されている場合は2GBのカケホーダイプランより料金が若干安くなります。
カケホーダイライトプランの注意点
この新しい「カケホーダイライトプラン」には注意点があります。この注意点を知っておかなければ逆に損をしてしまう可能性がありますので、しっかりとチェックしておきましょう。
注意点
・5分以内の通話は無料(回数無制限)
・5分を超えた場合、30秒で20円の通話料がかかってしまう(ファミリー割引の家族間通話は無料)
・2年定期契約の必要がある。契約期間なしの場合、1700円ではなく3200円となる
・データSパック(2GB)とシェアパック10は利用できない
・U25応援特割が適用されて1700円から850円割引される(その代わりU25応援割の基本プラン500円割引は適応されない)
U25応援特割以外の割引サービス
U25応援特割以外の割引サービスは以下のような割引となります。
割引サービス名 | カケホライト | 割引額 | 適用後 |
---|---|---|---|
ドコモにチェンジ割 | 1700円 | -1350 | 350円 |
光スマホ割 | 1700円 | -1350円 | 1350円 |
シニアはじめてスマホ割 | 1700円 | -850円 | 850円 |
まとめ
これまでに見てきたことからすると、「カケホーダイライトプラン」はネットやアプリをたくさん使うけどあまり電話はしないという方にお得なプランだと言えそうです。
しかし、そこまでネットを利用しない方や長時間の通話をする方には、逆に今まで以上に料金がかかってしまう可能性があります。プランを決める際は料金だけでなく、契約する際の条件をよくチェックしてから決めることをおすすめします。
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