NETFLIXにHulu、YoutubeやAmazonプライムビデオ、そしてParavi。
現在、国内の動画コンテンツサービス市場は拡大を続けており、今後ますます利用者が増えていくとされています。このようなインターネットを使った動画サービスは利用する場合、パソコンやスマホで視聴する方がほとんどです。しかし、映画やドラマを見る方にとっては、やはりテレビの大画面で楽しみたいと思う方は多いのではないでしょうか。
そこで必要になっていくるのが、スマートテレビやストリーミングデバイスです。
インターネットが見れないテレビでも、ストリーミングデバイスがあればNETFLIXやYoutubeといった動画サービスが利用出来ます。
今回は「Fire TV Stick」と「Chromecast」という人気の高い2つのストリーミングデバイスについて、使ってみた感想などを含めた比較解説をしていこうと思います。
※ 4K非対応モデルの中では最新となるモデルを使用しています(「Chromecast with GoogleTV」は4K対応)
現在、Amazonブラックフライデーで「FireTV」シリーズが最大50%OFFでセール中!(12/1まで)
ストリーミングデバイスとはテレビでインターネットサービスを楽しむための商品です。テレビに接続したデバイスを、無線LANもしくは有線LANと接続することにより、大画面で動画コンテンツやゲーム、インターネットを利用することが出来ます。
(2021年4月24日更新)
- 「Fire TV Stick」と「Chromecast」
- 比較1 内容物
- 比較2 本体のサイズ
- 比較3 準備の手間
- 比較4 対応アプリ
- 比較5 デバイスとして利用出来ること
- 比較6 画質
- 比較7 操作性
- 比較8 スマートスピーカーを使ったハンズフリー操作
- 比較9 動作スピード
- 比較10 スマホのミラーリング
- 比較11 価格設定など、その他のスペック比較
- 「Fire TVシリーズ」最大50%OFFセール開催中(12/1まで)
- 番外編 定額制動画サービスで見れるコンテンツ
- まとめ
「Fire TV Stick」と「Chromecast」
ストリーミングデバイスとして人気が高い「Fire TV Stick」と「Chromecast」。
一体どちらのアイテムが優れているのでしょうか?
2つの商品を購入したので、実際に使ってみた感想を様々な項目に分けて、比較解説していこうと思います。
※「Fire TV Stick」は2020年発売の第3世代モデル、「Chromecast」は2018年発売の第3世代モデルで比較しています
【注意】 有線LANを使うには別途イーサネットアダプタが必要
利用する前の注意点が1つあります。
この2つの商品は、基本的に以下の図のように無線LANと接続して使う商品です。
つまり、単体のみではWiFi環境がなければ利用出来ません。
WiFiは使えるけど、テレビのある場所まで届かないという方は、中継器を使ってテレビまでWiFiを飛ばせるようにしましょう。
「有線LANを繋いで使いたい方」は、別売りの有線LANアダプタを買いましょう。
「Fire TV Stick」は、公式の「FireTV用イーサネットアダプタ」がamazonで購入可能です。
「クロームキャスト」の場合、以前は公式のアダプタを販売していましたが、今は販売していないので、他のメーカーのアダプタで代用しましょう。
※ 「Chromecast 第3世代」対応の公式イーサネットアダプタは無いが、「Chromecast with GoogleTV」専用イーサネットアダプタは販売中
比較1 内容物
まずは内容物を見ていきましょう。
Fire TV stick
Chromecast
どちらも本体とACバッテリーといったシンプルな構成に。
FireTVはAlexa対応音声認識リモコン(写真は第2世代)が付属しています。
FireTVのコードをまとめるものがどこかに消えてしまったので、輪ゴムでまとめてます。
新リモコンが同梱された「Fire TV Stick」が2021年4月14日より販売開始となりました。
本体自体は前モデルと変わりません。
新しくなったのは「Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)」です。
新たに「番組表」ボタンが追加され、放送中の番組や今後の放送予定を確認出来ます。
また、「Prime Video」「Netflix」「DAZN」「Amazon Music」を直接起動できる専用ボタンも追加され、よりスムーズな操作が実現しています。
比較2 本体のサイズ
デバイス本体のサイズを比較してみましょう。
どちらもボールペン並みにコンパクトなサイズです。
しかも非常に軽いです。
テレビに差す時に邪魔になる事もほとんど無いでしょう。
HDMI端子が2つ並ぶテレビだとFireスティックが差しにくい場合がありますが、そんな時はHDMI延長ケーブルを使いましょう。
クロームキャストはFireTVStickより横幅が大きいですが、それほど気になるわけではありません。
比較3 準備の手間
接続方法は一緒。
まず本体とACケーブルを繋げ、ACアダプタを電源コンセントに差し込みます。
そして本体をテレビのHDMI端子に繋げて準備は完了。
後は端末と無線LANを繋げて、画面の指示の通りに操作をすればOKです。
※ クロームキャストの設定は、スマートフォンやタブレットの「Google Homeアプリ」を使う必要があります。
FireTVスティック
クロームキャスト
比較4 対応アプリ
対応サービスの比較をしてみましょう。
対応アプリはほとんど同じ。
ネットフリックスやHulu、YouTubeといった主要動画サービスを利用する方はどちらでもOK。
以前は「Fire TV」でYouTube公式アプリが使えなかったり、「クロームキャスト」でプライムビデオが使えない時期もありましたが、今はどちらも使えるようになっています。
「Spotify」や「AWA」といった音楽サービスにも対応。
ただ、使えないサービスも存在していて、利用したいコンテンツで選ぶべきデバイスは変わります。
例えば、「AppleTV」や音楽サービス「プライムミュージック」を楽しむ方はFireTVとなりますし、「KKBOX」や「アニメ放題」を利用したい方はChromecastとなります。
もちろん今後対応アプリが変更になる可能性もあるので、その点は注意しましょう。
比較5 デバイスとして利用出来ること
2つのデバイスで利用出来るのは動画コンテンツの視聴だけではありません。
それ以外にもゲームや音楽アプリが楽しめます。また自分で撮影した写真も、クラウドサービス(Amazon Cloud Driveやgoogleフォト)を使うことで確認することが可能です。
比較6 画質
FireTVStickもChromecastも、解像度は「フルHD 1080p 最大60fps」対応です。
2つのデバイスでNETFLIXやHuluの作品を見比べてみましたが、画質にほとんど差はありません。
ネット環境がしっかり整っていれば、両者とも綺麗な画質でコンテンツを楽しむ事が出来ます。
4K対応のデバイスが欲しい方は、「Fire TV Stick 4K」か「Chromecast with GoogleTV」を購入しましょう。
比較7 操作性
FireTVStickは付属のリモコンを使って操作を行います。
付属のリモコンだけでアプリをダウンロードしたり、動画の再生から検索まで全て完結できるので、とても便利。
音声検索を使えば、簡単に作品を調べることが出来ます。検索の正確性は非常によく、重宝しています。プライムビデオだけでなく、Huluやネットフリックスなど他のサービスに対応している点も良かったですね。
一方、クロームキャスト(第3世代)にはリモコンがありません。
リモコン代わりに使用するのがスマホやタブレットの専用アプリ(「Google Homeアプリ」)です。
アプリを使うには事前にダウンロードをしておく必要があります。
操作自体は快適で、特に問題は感じませんでしたが、いちいち自分のスマホでアプリを開いて操作しないといけないのが多少面倒でした。
また、スマホやタブレットに見たい動画サービスのアプリをそれぞれダウンロードしなくちゃいけない点もデメリットに感じました(FireTVはデバイス自体にアプリを入れればOK)。
ちなみに20年11月に発売した4K対応の「Chromecast with GoogleTV」には、専用リモコンが付いています。
「Fire TV Stick」のリモコンは「Alexa」に対応している
「Fire TV Stick」の音声認識リモコンは、AIアシスタントサービス「Alexa」に対応。
音声ボタンを押しながら、「アレクサ、ネットフリックスで火花を再生して」など、動画の検索や再生といった操作が可能です。
また、その日の天気やニュースを教えてくれたり、「1657+2568」といった計算もしてくれます。
比較8 スマートスピーカーを使ったハンズフリー操作
操作性は「Fireシリーズ」に軍配
スマートスピーカー(FireTVStickは「Echoシリーズ」、クロームキャストは「Googleスピーカー」)を利用すれば、声だけで動画の再生や検索が可能です。
早送りや巻き戻し、一時停止、音量の調節などにも対応。
FireTVのリモコンもアレクサに対応していますが、音声ボタンを押しながら話しかけなければいけないので、完全に音声だけの操作ならスマートスピーカーが必要です。
スマートスピーカーを使った音声操作は、圧倒的に「fire TV Stick」と「Echoシリーズ」の組み合わせが使いやすいです。
「Fire TV」と「クロームキャスト」のハンズフリー操作比較
Echoを使った音声操作の場合、作品名の検索能力は高く、「(動画サービス)の(作品名)を検索して」と指示すれば、7~8割程度の確率で検索してくれます。
再生までの要求だと、5割程度まで成功率は下がってしまいますが、以前よりは遥かに改良されています。
プライムビデオだけでなく、「Paravi」や「hulu」「ネットフリックス」「YouTube」の検索、再生にも対応していて、どんどん対応サービスが増えています。
作品名だけでなく、エピソード数に絞って再生してくれるのも便利(「(作品名)シーズン1エピソード3を再生して」)。ただし、「第3話」みたいな表現だと検索されないですし、エピソード数に絞った再生の成功率はまだ4~5割なので、そこは今後の課題ですね。
クロームキャストは「プライムビデオ」や「Paravi」の検索には対応しておらず、エピソード数の再生にも対応していませんでした。
もちろん改良されると思いますが、現時点では「FireTV」の方が大きくリードしています。
比較9 動作スピード
ボタン押したのに、再生するまでに時間かかると、結構イライラしちゃいますよね。
動作スピードはどちらの方がスムーズなのでしょうか?
そこで2つのデバイスを使って、「再生ボタンを押してから動画の再生が開始するまでの時間」を計測してみました。
条件設定は以下の通りです。
・同じネット環境で行う
・「プライムビデオ」「NETFLIX」と「Hulu」の作品をチョイス
結果
結果は以下の通りになりました。
※ ネット環境により動作スピードは異なります
再生までの動作がスムーズな新型「FireTVStick」
全ての作品で、「Fire TV Stick」が圧倒的に速いスピードを計測しました。
FireTVは、ほとんどの作品が3秒以内で始まりました。
十分な速さを誇ります。
一方で、クロームキャストは多くの作品が10秒前後かかってしまいました。
FireTVに比べると3倍も遅いスピード。
この差は大きいですね。
比較10 スマホのミラーリング
Chromecastについては先ほど記述した通りですが、実はFireTVにもスマホ専用のアプリが存在し、リモコンなしでも操作が可能です。
クロームキャストの操作
クロームキャストは動画サービスのアプリをそれぞれ開いて操作を行います。
アプリの画面にあるキャストボタンを押し、接続したらセット完了。
今回はネットフリックスとプライムビデオの例を紹介しますが、他の動画サービスも基本的に同じような操作になります。
NETFLIXの場合
ネットフリックスは以下の通り、キャストボタンを押してクロームキャストと接続すると、テレビで再生されます。
再生中に字幕選択やエピソード選択が可能です。
下の例のように指を左右にスライドすることで、自由に見たいシーンへ移動することが出来ます。スライドさせると、スマホの画面にテレビの映像が流れるので見たいシーンが見つけやすいです。
プライムビデオの場合
プライムビデオの場合は再生中、下のような表示画面になります。
専用アプリの評価
・見たいシーンへの移動が簡単
・視聴しながら、他のコンテンツの検索ができる
・サービスごとにアプリをDLする必要がある
Fire TV Stick
FireTVの専用アプリは全て以下の画面での操作となります。
基本的に決定キーや上下左右のボタンなど、付属のリモコンと同じ操作になります。
再生中に関して、ホームボタンの下にも早送りや停止ボタンがありますが、左右のボタンを押す(もしくは押し続ける)ことで同等の操作が可能です。
音声認識機能も付いています。音声認識の精度は高く、スムーズに検索することが出来ました。
「アプリ選択」から動画サービスを選択すれば、いちいちホームへ戻らずに直接その動画サービスへ移動出来ます。
専用アプリの評価
・視聴中に他の見たい作品を検索できない
比較評価
スマホアプリの操作性については、どちらも優れていると感じました。
クロームキャストは見たいシーンへの移動も非常に簡単です。
FireTVStickの音声認識機能は精度が高く、言葉を正しく認識してくれます。
ただ、FireTVスティックには音声認識リモコンが付いてるので、正直そちらで十分です。
比較11 価格設定など、その他のスペック比較
気になる料金設定やその他のスペックについても比較していきましょう。
ファイアTVとクロームキャストの価格は、わずかにFireTVの方が安いです。
別売りのイーサネットアダプタを購入すれば、どちらの端末も有線LANとの接続が可能です。
4Kの高画質映像でドラマや映画を楽しみたい方は、「Fire TV Stick 4K」か「Chromecast with GoogleTV」を購入しましょう。
「Fire TVシリーズ」最大50%OFFセール開催中(12/1まで)
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番外編 定額制動画サービスで見れるコンテンツ
今流行りの定額制動画サービスですが、一体どんな作品が楽しめるのでしょうか?
NETFLIX
「ハウスオブガード」や「火花」といった国内外問わず、豊富なオリジナル作品が魅力的なネットフリックス。「ストレンジャーシングス」や「フォロワーズ」、「フラーハウス」など、作品数だけでなく、内容も非常に見ごたえがあります。
若者に人気の高い「テラスハウスシリーズ」や、大泉洋出演のバラエティ番組「水曜どうでしょう」といったバラエティ作品も用意されています。「素敵な選TAXI」や「アットホームダッド」といったフジテレビのドラマが見れるのも大きな魅力です。またアニメやオリジナルの海外ドラマも豊富に取り揃えられています。
Netflix公式サイトへ
Hulu
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「THE HEAD」や小栗旬主演のドラマ「代償」などオリジナルコンテンツも魅力的なサービスです。
Hulu公式サイトへ
Amazonプライムビデオ
年会費3900円で様々なサービスが利用し放題のAmazonプライム。その中には動画サービスが見放題のサービスも含まれています。それがAmazonプライムビデオです。
プライムビデオの魅力は料金の安さとオリジナルコンテンツにあります。1か月あたり152円は3つの中でも群を抜いて安いです。2つ目の特徴はオリジナルコンテンツです。オリジナル作品といえばネットフリックスが思い浮かびますが、プライムビデオを負けていません。香取慎吾主演のコメディドラマ「誰かが見ている」や、ドラマ界のアカデミー賞と言われるエミー賞を受賞した「マーベラスミセスメイゼル」など、注目のオリジナル作品が多数配信されています。
Amazonプライム公式サイトへ
詳しくは
NETFLIX、Hulu、Amazonプライムビデオの詳しい内容については、3サービス比較解説記事をご覧下さい。
まとめ
おさらい
・ストリーミングデバイスがあれば見放題サービスがテレビで視聴できる
・主なデバイスに「Fire TV Stick」と「Chromecast」がある
・内容物はほとんど一緒
・FireTVにはリモコンが付くが、クロームキャストは付かない
・両者スマホの専用アプリが用意されている
・デバイスによって対応アプリが異なる
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