ソフトバンクには、通話やネットが手軽に利用出来るプリペイド式の携帯電話が存在していたのはご存知でしたか?
それが今回紹介するソフトバンクのプリペイド携帯「シンプルスタイル」です。手軽さが魅力というシンプルスタイルですが、具体的にどのようなサービスなのでしょうか?利用方法や料金、手続き方法など、様々な角度から解説したいと思います。また、料金的にお得なのか比較も行ってみました。
シンプルスタイルの特徴
・シンプルスタイルは通信料前払い式の携帯電話
・利用する分を前払いするので、無駄遣いをせずに済む
・2年契約の必要なし
・データ通信は、利用期間に応じたプランを選択する方式
・データ通信や通話を行う場合はプリペイド式カードを購入し、登録する(クレジットカードも使用可)
・契約事務手数料、機種変更手数料は3000円
利用料金(スマートフォン)
通話料
※1 国際電話は除きます。
定額データプラン
4Gスマートフォン
3Gスマートフォン
※2 30日プランは自動継続型です。残高から自動的に引き落とされるシステムです。カード残高不足の場合は自動継続されません。
利用料金(ケータイ)
※3 メールをするには「メールし放題」への申し込みが必要です。こちらは自動継続タイプで、カード残高が286円以上ある場合は自動引き落としされます。残高不足、解約、もしくはカードの有効期限が切れた場合は継続されません。
※4 USBケーブルでPCなどと接続すれば、データ通信を行うことが出来ます。
利用期限
シンプルスタイルには様々な有効期限があります。期限が切れてしまうと、通話やネットが利用出来なくなります。有効期限と利用不可となるサービスについて、まとめました。
※5 対象機種を購入する際にもらえる無料チャージ(1万円分のみ)の有効期限は、120日間です。
先ほどの表だけでは、少し分かりにくい部分があるので、別の表を加えて説明しましょう。
※6 申し込み済みでもカード期限が切れていれば、利用出来ません。
有料通話を行うには?(スマートフォン・ケータイ共通)
カードの利用有効期限内かつ残高が残っていればOKです。またカードの期限が過ぎても、電話番号登録期間内にカードの追加登録を行えば、同じ番号で通話を行うことが出来ます。
無料通話(スマートフォン・ケータイ共通)
電話番号有効期限内であれば、着信や無料通話が可能です。無料通話が可能な連絡先は以下の通りです。
データ通信を行うには?(スマートフォンのみ)
カード登録を行い、さらにデータ定額プランを申し込む必要があります。定額プランの期限が終わっても、カード有効期限内に再度、定額プランの申し込みをすればデータ通信を利用することが可能です。
プリペイド式携帯電話で利用出来る端末
シンプルスタイルには、手にフィットするボディに5インチのHDディスプレイが魅力の「Libero2」や大画面クリスタルディスプレイが特徴的な「AQUOS CRYSTAL」、「BRADE Q+」など様々な機種が取り扱われています。端末によっては最大で1万円分の無料チャージが付いてきます。
SIMフリー端末も使える
ソフトバンクで受付できるSIMフリー端末であれば、契約が可能です。iPhoneについてはソフトバンクが販売された製品、もしくはapple storeやappleのオンラインショップで販売されたSIMフリー端末であることが条件です(iPhone4など、利用出来ない製品もあります)。
プリペイド式カードの購入場所と種類
カード残高がなくなった場合やカードの有効期限が切れそうな際には、プリペイド式カードの追加登録が必要になります。
プリペイド式カードはコンビニエンスストア(一部取り扱いしていない店舗あり)やソフトバンクショップ、ソフトバンクオンラインショップで購入できます。他にクレジットカードでのチャージという選択肢も用意されています。カードは「3000円」と「5000円」の2種類があります。
プリペイド式カードに関する質問
Q 一度にチャージできるのはいくらまで?
A チャージの上限はケータイが6万円、スマートフォンが12万円までとなっています。
シンプルスタイル(スマートフォン)の割引制度
シンプルスタイル(スマートフォン)には「MNP割」と「長期割」という2つの割引制度があります。
MNP割
他社からのりかえ(MNP)の方でシンプルスタイル(スマートフォン)の契約を行った方は、パケット定額サービスの30日プランが12回目の購入まで3980円となります。
長期割
パケット定額30日プランの累計購入回数が12回の方は、30日プランが13回目から3980円となります。
シンプルスタイルのここに注意
通信制限があります!
もちろんプリペイド式携帯電話(3Gスマートフォン)でも通信制限はあります。4Gスマートフォンは与えられたデータ量を使いきった場合、データ通信が出来なくなります。3Gスマートフォンの具体的な上限につきましては、下の表を参考にどうぞ。
1日の利用上限目安は100MBということが、表を見て分かると思います。100MBの利用目安は以下の通りです。
・メール送受信(1通あたり300文字=5KB)なら約2万通
・ウェブの閲覧(1ページ300KB)なら約349ページ
・LINEのテキストメッセージ(500文字)なら5万回
・動画の視聴(1分あたり4MB)なら約77分
・音楽のダウンロード(1曲あたり4MB)なら約25曲
2年契約なしでも1年以内の解約で契約解除金がかかります!
一番の注意点です!「2年契約なし」のキャッチフレーズが印象的なシンプルスタイルですが、実は解約金制度が存在します。
契約日から1年以内に解約をすると、1万9800円の契約解除料がかかってしまいます。2年契約の解約金(9500円)より高いです。「2年契約なし」だからといって、契約期間がないというわけではありません。契約年数が、2年から1年に変更しただけです。利用を検討する際には、この点も頭に入れておきましょう。また、MNPは別途手数料がかかります。
料金比較1 スマートフォン最安プランの場合
使いきりで手軽に利用出来るプリペイド式携帯電話ですが、料金的には果たしてお得なのでしょうか?他のプランと料金比較をしてみましょう。
スマ放題、スマ放題ライトの最安プランと料金比較を行いました。
※7 一般的な通話料の目安である30秒単位の金額で計算しています
料金面ではライトがお得だが、データ量ではシンプルスタイルが有利
基本料金については「スマ放題ライトとデータ定額ミニ1GB」の4900円が最も安かったです。ただし利用データ量が1GBなので、ネットや動画を楽しむには少し不十分。一方、30日プランは3GBまで利用出来ますし、プリペイド式という点が大きな魅力といえます。
料金比較2 5GBプランとの比較
続いてスマ放題、スマ放題ライトの5GBプランと比較してみましょう。
ネットも通話もそこそこ利用する方に、おすすめのシンプルスタイル
基本料金を見ると、30日プランが2000円以上お得です。ただし、通話時間や通話回数が多くなった場合は、スマ放題やスマ放題ライトの方が料金を抑えることが出来ます。
このようなことから、シンプルスタイルの30日プランは「ネットや動画は使用するが、ヘビーユーザーほどの利用頻度ではない」方におすすめのプランといえます。また、30日プラン以外にプランの選択肢があることも、スマ放題やホワイトプランより優れている点として挙げられます。
料金比較 ケータイの場合(メールあり)
続いてガラケーの料金について考えてみたいと思います。まずは「通話もメールも利用する」パターンで料金比較を行いました。メールは250文字を350通する場合を想定しています。
※8 372円で250文字のメールを350通利用することが出来ます。
月に28分以内の通話はシンプルスタイルがおすすめ
1か月の通話時間が29分以内であれば、他のプランに比べてシンプルスタイルの方が安いです。29分を超えるとホワイトプラン、49分を超える場合はスマ放題がお得です。通話よりメールがメインという方は、プリペイド式携帯電話も有効な選択肢のうちの1つといえます。
料金比較3 ケータイ通話のみで利用
今度は通話しか利用しないパターンで比較を行いましょう。
通話時間の目安は月に20分!
月に20分以内であればシンプルスタイルを利用した方が、無駄なコストが抑えられます。逆にそれ以上通話するのであれば、ホワイトプランやスマ放題を選択した方が安く運用できます。
キャンペーン情報
ZTEスマートフォン購入キャンペーン
現在、ソフトバンクオンラインショップではプリペイドカードプレゼントキャンペーンが開催中です。キャンペーン期間中、オンラインショップでZTE製のシンプルスタイルスマートフォンを購入した方先着1000名に、シンプルスタイル用プリペイドカード3000円分がプレゼントされます。検討中の方はお早目に。
期間と条件
期間
2017年9月8日(金)~2017年11月30日(木)23:59
対象機種
「Libero 2」「BLADE Q+」
適用条件
・期間中にオンラインショップでシンプルスタイルの対象機種を機種変更、新規契約、乗り換えのいずれかで申し込むこと
・2017年12月15日(金)までに利用開始手続きを完了させること
手続きの方法
手続きが行えるのは、ソフトバンクオンラインショップとソフトバンクショップです。
ソフトバンクショップでの手続き方法
契約に必要な書類を持って、店頭に行きましょう。未成年の方が購入する際は、親権者の同意書(ソフトバンク所定)と親権者の本人確認書類が必要です。
契約に必要な書類(下記のいずれか1点)
・運転免許証
・日本国パスポート
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・身体障がい者手帳または療育手帳または精神障がい者保健福祉手帳
・住民基本台帳カード+「住民票記載事項証明書 or 公共料金領収書 or 官公庁発行の印刷物のいずれか1つ(発効日から3か月以内)」
・在留カード+外国パスポート
・特別永住者証明書
ソフトバンクオンラインショップでの手続き方法
申し込みの前に用意が必要な物がありますので、確認しましょう。
契約に必要な物
・クレジットカード (代金引換の方は必要なし)
・本人確認書類
本人確認書類(いずれか1点)
手続き手順
1.必要なものが用意出来たら、ソフトバンクオンラインショップへアクセスしましょう。機種変更の場合は「My Softbank認証」が表示されますが、「My Softbankを利用せずに認証する」で手続きを行いましょう。
2.購入したい端末を選択
3.画面に沿って必要情報を記入します
4.本人確認書類を「郵送 or 画像アップロード or Eメールで画像送付 or FAX」から選択し、送ります
5.商品が到着
6.到着したら利用開始手続きを行い、完了となります
※支払方法を「クレジットカード」、本人確認書類の送付方法を「画像アップロード」にすると、荷物が早く到着します。
オンラインショップは24時間送料無料で手続き可能なので、なかなか店頭に行く時間のない方にとっては非常に便利です。
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まとめ
ではここまでの解説をおさらいします。
おさらい
・シンプルスタイルは通信料前払い方式のプリペイド式携帯電話
・様々な利用期限が設定されている
・割引サービスも用意されている
・コンビニなどで手軽にチャージが可能
・通話やネットの利用がある程度、限られている方におすすめ
・1年以内に解約すると、解約金がかかる
無駄なコストを抑えたい方、利用機会が限定されている方にお得なサービス
シンプルスタイルは通信料を前払いするタイプなので、無駄なコストをカットすることができます。後から高額な料金が請求される心配もありません。
また、利用機会が限られている方にもおすすめのサービスです。週に1度しかネットを利用しない方など、ネットや通話を頻繁に使用するわけではない方はプリペイド式携帯電話の利用がお得です。
もちろんデメリットもあります。カード残高によっては、必要な時に連絡できないなんてことがありえます。また、通話料の設定が他のプランより高めなので、通話時間を気に注意する必要があります。解約金の存在も見逃せません。プリペイド式携帯電話の利用を検討する際は、これらのデメリットも踏まえた上で考えましょう。
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