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【月額500円対決】「Amazonプライムビデオ」vs「dTV」どっちがおすすめ?

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近年、競争が一段と激しさを増してきている有料動画サービス業界。国内外のドラマや映画、バラエティなどの既存作品が見放題なだけでなく、最近はオリジナルコンテンツにも各サービスが力を入れており、定額制動画サービスはこれからますます注目度が上がると予想されています。

今回取り上げるのは「Amazonプライムビデオ」と「dTV」の2大動画サービスです。2つに共通するのは月額500円以内(税抜)で利用できるという良心的な安さ。価格以外で、この2大動画サービスにはどんな違いがあるのでしょうか?

ユーザーである自分の感想を含めて徹底比較していこうと思います。ぜひサービス選択の参考にしてください。

2017年11月30日更新

比較1 料金システム

dTV プライムビデオ 料金

圧倒的安さが魅力のプライムビデオ、dポイントが貯まるdTV

月額500円(税抜)以内という安さが魅力の両サービス。

料金の安さで選ぶなら、Amazonプライムビデオがおすすめです。

プライム会員は年会費4900円(月408円)で利用可能。学生向けサービス「AmazonStudent」なら、年会費2500円という圧倒的な安さで使えます。プライム会員になると、動画の他に音楽聴き放題サービスや、お急ぎ便サービスが使い放題なので、アマゾンユーザーにとってはメリットが非常に大きい制度だといえます。

また、2017年6月8日(木)から「月額制プラン」がスタートしました。月額500円でプライムサービスを利用出来ます。長期間使う予定のない方はこちらのプランがオススメです。プライム会員を初めて登録する方は、月額プランでも30日間の無料体験があります。途中から年会費コースに変更することも可能です。

対するdTVは税込計算で月額540円です。プライムビデオよりは若干高いですが、「U-NEXT(月1900円)」や「NETFLIX(月732円~)」といった他の定額制動画サービスに比べると、良心的な安さといえます。プライムビデオと同じく無料期間(31日間)があります。また、dTVは利用すると、ドコモのポイントサービス「dポイント」が貯まります。ドコモユーザーなら1000円につき10~100ポイント(ステージに応じて変化)、ドコモユーザー以外なら100円につき1ポイントがもらえます。料金の支払いにポイントは使えないのでご注意ください。

両サービスの課題点は支払い方法の少なさです。どちらもクレジットカードでの支払いが基本です。dTVはドコモのサービスということで、ドコモケータイ払いにも対応しています。プリペイドカードやiTunesでの支払いに対応する「Hulu」や「NETFLIX」に比べると、物足りなさを感じます。

 

アマゾンプライムの解説記事を見る

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比較2 動作環境

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対応デバイスの多いdTV

対応デバイスの多さではdTVに軍配が上がります。基本的にスマートテレビやPC、スマホタブレットならどちらのサービスも利用できます。「クロームキャスト」はプライムビデオで使えないので、気を付けましょう。

プライムビデオとdTVはともに「オフライン再生」に対応しています。最近は、動画の視聴にスマートフォンタブレットを利用する人が増えています。

スマホで動画を楽しむ際に気になるのがデータ通信量です。プライムビデオとdTVなら作品を一度ダウンロードしてしまえば、通信制限をいちいち心配する必要はありません。通勤や通学の移動時間や外出先での空いた時間に、思う存分ダウンロードした映画やドラマを見ることが出来ます。ちなみに動画サービス「U-NEXT」もオフライン再生が可能です。

「Fire TV Stick」「Fire TV」があればテレビの大画面でプライムビデオが楽しめます

Amazon Fire TV Stick」「Amazon Fire TV」があれば、テレビの大画面でプライムビデオやdTVが楽しめます。

Fire TVの使用レビューや商品の基本情報について知りたい方は解説記事をご覧下さい。

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比較3 画質

2つのサービスで配信中の「空飛ぶ広報室」や「孤独のグルメ」といった作品で同時再生を行い、画質の検証をしてみました。また、スマホ、パソコンといった様々なデバイスで画質調査を行いました。

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画質はほぼ互角、わずかにdTVが上か

両サービスの画質にそこまで大きな差はなく、どちらも綺麗な映像が楽しめます。若干ですが、dTVの方がプライムビデオに比べて鮮明に見えました。どちらも作品ごとに画質の良し悪しにバラつきを感じる事もありませんでした。

スマートフォンのdTVアプリは、再生中にシーン移動すると、再生までに多少時間(3秒くらい)がかかります。その点は少し気になりましたが、大きなマイナス点ではありません。

比較4 再生中の操作

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シンプルなプライムビデオ、字幕の切替が可能なdTV

Amazonプライムビデオ操作バー」

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 「dTV操作バー」

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再生中に出来ることはどちらもそれほど変わりません。dTVは再生中のエピソード選択(全画面では不可)や放送中の字幕切替が可能です。再生中に字幕切替が出来るので、いちいち動画を閉じて切替する必要がありませんし、英語の勉強で利用する時にとても便利ですね。

プライムビデオの操作は非常にシンプルです。そして「10秒の巻き戻しと早送り」が可能です。スマホアプリで画質選択する場合はアプリの設定から行う必要があります。dTVとは違い、再生中のエピソード選択ができません。

比較5 ラインナップの充実度

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人気海外ドラマを一通り取り揃えるプライムビデオとdTV

下の表をご覧下さい。こちらは2016年度のツタヤ年間レンタルDVDランキング上位20位を基に、各サービスの配信状況を示したものです。(20作品ないのは、同じシリーズで別シーズンの作品がランクインしていたため)

2016年度 年間レンタルDVDランキング

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※1 「X-ファイル」はシーズン1~9まで配信中(字幕・吹替)

※2 吹替はシーズン1~2のみ

※3 毎月1日からは1~3話、毎月16日からは4~6話を配信

※4 吹替はシーズン3のみ

※5 シーズン5は字幕のみ

※6 シーズン11は字幕のみ

 

人気動画サービス「Hulu」と「ネットフリックス」に比べると劣りますが、両サービスとも人気作をまんべんなく取り揃えています。オススメはプライムビデオです。「ウォーキングデッド」などの有名作品はもちろんのこと、「アンダー・ザ・ドーム」や「エージェント・オブ・シールド」のように、dTVにはない作品があります。そして、魅力的なのがオリジナル作品。ドラマ版アカデミー賞と言われる「エミー賞」など数多くの賞を受賞してる「トランスペアレント」や、「ブレイキング・バッド」の主演を務めたブライアン・クランストンが制作総指揮を執る「スニーキー・ピート」など、注目作品が数多く用意されています。

「dTV」はプライムビデオのように海外ドラマのオリジナル作品はありませんが、「ウォーキングデッド」や「プリズンブレイク」などの人気作品がまんべんなく取り揃えられています。また、プライムビデオでは配信されていない「ザ・ラストシップ」や「ヒーローズ・リボーン」といった作品もあります。

 

充実度の高い国内ドラマ

主なラインナップ

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国内ドラマはどちらのサービスも充実度が高いです。特にdTVは各テレビ局の作品を一通り取り揃えています。2017年に話題になった「奪い愛、冬」や人気ドラマ「女王の教室」など、注目度の高いタイトルが現在配信中。プライムビデオにはほとんどない日本テレビ系列やテレビ朝日系列のドラマを配信している点は、1つの選択ポイントになるでしょう。また、「花にけだもの」や「高台家の人々」などdTVオリジナルドラマもあります。

テレビ東京WOWOWの作品を多く取り揃えているのがプライムビデオです。「空飛ぶタイヤ」や「鈴木先生」、「勇者ヨシヒコシリーズ」など人気の高いタイトルがラインナップに入っています。また、毎シーズンで平均視聴率が20%を超える人気作「ドクターX」がテレビ朝日系列の作品で唯一配信中です。ちなみにdTVで「ドクターX」は見れません。

ディーン・フジオカ主演の「はぴまり」やムロツヨシ菅田将暉が出演する「宇宙の仕事」など、オリジナルの国内ドラマが多数用意されているのも大きな強みです。

海外映画見るならdTV、国内映画ならプライムビデオ

それぞれの映画配信状況とツタヤレンタルDVD年間ランキングを基にした配信状況を見てみましょう。

洋画編

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※1 2017年12月1日から配信

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邦画編

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最近の人気映画に注目して見ると、「海外映画を見るならdTV、国内映画を見るならプライムビデオ」となります。

エクスペンダブルズシリーズや「セッション」、「ローンレンジャー」など、TSUTAYAのレンタルDVD年間ランキング(海外映画)にランクインした作品を多数配信しているdTV。表の中での配信数でみると、プライムビデオを大きく上回ります。また、2017年12月1日からは2014年度TSUTAYA年間ランキング1位を獲得した「ゼログラビティ」の配信がスタートします。

国内の注目映画を見るならプライムビデオがオススメです。海外映画では年間ランキングの配信数でdTVを下回りましたが、逆に国内映画ではプライムビデオに軍配が上がります。阿部寛主演のテルマエ・ロマエシリーズやSPECシリーズの完結作「劇場版 SPEC ~結~」、日本アカデミー賞最優秀監督賞の受賞歴がある是定裕和監督が手掛けた「そして父になる」「海街diary」などの注目作が配信中です。

 

バラエティ作品に強みを持つプライムビデオ、女性向け作品を用意するdTV

バラエティの主な作品

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プライムビデオは「さまぁ~ず×さまぁ~ず」や「内村さまぁ~ず」など、さまぁ~ずの人気番組が見放題です。「内村さまぁ~ず second」はプライムビデオでしか見れません。最近では「M-1グランプリ」や「よしもとお笑いセレクト」などお笑い番組も多数配信しています。また、アマゾンオリジナルの松本人志プレゼンツ「ドキュメンタル」や恋愛リアリティ番組「バチェラージャパン」、「今田×東野のカリギュラ」といったプライムビデオ制作オリジナル作品も充実。「バチェラー」はアメリカなど世界30か国で放送されている人気番組です。最近では浜田雅功出演の車合戦バラエティ「戦闘車」がスタートしました。

dTVでは「電波少年」や「8時だョ!全員集合」など昔の高視聴率作品を見ることが出来ます。また、「トゥルルさまぁ~ず」や「ゴッドタン dTVオリジナル」など、他では見ることの出来ないオリジナルバラエティが数多く配信されています。

キス×Kiss×キス」や「てっとり早くオトコにモテる方法」など女性向け作品が用意されている点もdTVの大きな特徴です。dTVの選択ジャンルにはプライムビデオやHuluといったサービスにはない「ガールズ」というジャンルがあります。ガールズではファッションや恋愛などに特化した作品が見れます。

 

アニメ・キッズ向け作品は好みによって変わる

アニメ・キッズ向けの主な作品

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アニメやキッズ向けの作品を楽しむ目的で、サービスに加入する方も多いでしょう。「妖怪ウォッチ」や「仮面ライダー」など一部の作品はどちらでも視聴可能ですが、一方でしか見れない作品も数多くあります。

プライムビデオでは「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」「ポケットモンスター」といった、お子さんに人気の高いアニメシリーズが配信されています。テレビシリーズの作品だけでなく、「STAND BY ME ドラえもん」や「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミワールド大突撃」といった映画作品も視聴可能です。他にも「ウルトラマン」や「おじゃる丸」など、キッズ向けの作品が豊富なラインナップとなっています。

dTVでは「ちびまる子ちゃん」や「アンパンマン」など、プライムビデオにないアニメ作品が配信されています。また、2016年の放送開始から大きな話題を呼んだおそ松さんは第2シリーズが見逃し配信中です。dTVでは「おそ松さん」だけでなく「宝石の国」など、見逃し配信(現在地上波で放送中の作品を配信)している作品が多数あります。お子さんだけでなく、大人が楽しめるアニメ作品を数多く取り揃えています。

 

充実した内容のオリジナル作品

主なオリジナル作品

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どの定額制動画サービスも最近力を入れてきているのがオリジナル作品です。オリジナルコンテンツに強みを持つネットフリックスがサービスを開始してから、その競争は一段と勢いを増すようになりました。

今回解説するプライムビデオとdTVもオリジナル作品は充実しています。

プライムビデオは国内外のドラマや国内バラエティのオリジナル番組が豊富に用意されています。「トランスペアレント」や「まほうのレシピ」といったアマゾンオリジナルの海外ドラマは、ゴールデングローブ賞エミー賞など数々の賞を受賞するほど世界で高い評価を得ています。山本美月主演の「東京アリス」や松田翔太SHINeeのテミンが初共演した「ファイナルライフ -明日、君が消えても-」など、2017年に入ってきてからは国内のオリジナルドラマも配信タイトルを増やしています。

ドラマだけではありません。海外でも人気の恋愛バラエティ「バチェラー」や松本人志プレゼンツの「ドキュメンタル」など、バラエティ作品も盛りだくさんの内容となっています。

dTVはオリジナルの国内ドラマが豊富にあります。累計発行部数200万部を突破した人気コミックを実写化した「花にけだもの」や三代目JsoulBrothersの山下健二郎が主演を務める恋愛ドラマ「Love or Not」など、恋愛ドラマを中心としたタイトルが多数用意されています。

また、「相棒 -劇場版-序章」や「銀魂 -ミツバ篇-」、「テラフォーマーズ 新たなる希望」など、映画とリンクした作品を配信している点もdTVが持つ1つの魅力です。2017年12月22日からは、2018年公開予定の松坂桃李主演の映画「不能犯」のオリジナルドラマが配信開始します。こちらの主演も松坂桃李が務め、ドラマは映画と連動した内容が描かれているとのことです。

プライムビデオ同様、オリジナルのバラエティ作品も充実しているdTV。「毎日ドッキリ vs 出川」や「トゥルルさまぁ~ず」など、ユーザーから評価の高いコンテンツが配信されています。「ゴッドタン dTVオリジナル」は、テレビ東京では見られないdTV限定コンテンツとなっています。

 

音楽コンテンツが豊富なdTV

音楽コンテンツ

・オリジナル音楽番組「LOVE or NOT♪」

・最新ライブ映像

主なアーティスト

EXILE三代目 J Soul BrothersMr.children、AAA、BIGBANG、大原櫻子ONE OK ROCK東方神起加藤ミリヤアンジュルムエドシーラン、コールドプレイ、ブラー

・最新ミュージックビデオ

・カラオケ映像

 

dTVが持つ強みの1つが音楽コンテンツです。最新ミュージックビデオやカラオケ映像、EXILEMr.children、BIGBANGといった有名アーティストのライブ映像など、様々な音楽コンテンツが配信中です。ミュージックビデオはランキング形式で確認することができます。

また、フジテレビとの共同製作オリジナル音楽番組「LOVE or NOT♪」が現在配信中。三代目JSoulBrothersのヴォーカル今市隆二ベッキーの2人がMCを務めるこの番組は、ゲストアーティストと2人のMCによる熱いトークやライブパフォーマンスが楽しめる内容となっています。

各公式サイトへ移動する

「dTV」無料体験ページへ

 

Amazonプライムビデオ」無料体験ページへ

まとめ

ここまでの比較についておさらいしましょう。

おさらい

・月額500円(税抜)以内という安さが魅力のプライムビデオとdTV

・年会費3900円で見放題のプライムビデオ

・月々の支払いでdポイントが貯まるdTV

・共に30日間の無料体験がある

・画質や操作性にそこまで違いはない

・バラエティや国内映画を見るならプライムビデオがおすすめ

・海外映画や音楽コンテンツを楽しむならdTVがおすすめ

・オリジナルコンテンツの充実度が増す両サービス

・アニメやキッズ向け作品は、好みによっておすすめが異なる

 

見たいコンテンツによって選択すべきサービスは異なる

月額500円(税抜)以内で利用できる「プライムビデオ」と「dTV」。操作性や画質に関しては、正直そこまで大きな差を感じませんでした。どちらも快適に動画を楽しむことが出来ます。ではどちらのサービスがおすすめなのか?それは見たいコンテンツによって答えが異なります。プライムビデオとdTVはラインナップが大きく異なり、どちらか一方でしか見れないコンテンツが多数存在します。また、2つのサービスが持つ強みも異なります。オリジナルの海外ドラマを楽しみたいならプライムビデオがオススメですし、音楽コンテンツを楽しみたいならdTVとなります。プライムビデオの方は動画が見放題になるだけでなく、アマゾンのプライムサービスが使い放題になるメリットが存在します。

どちらも1か月間の無料体験があるので、どちらが自分の好みに合っているか試しに1度利用してみてはいかがでしょうか。

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