2017年11月3日(金)にドコモ、au、ソフトバンクの大手3社から、iPhoneシリーズの最新作「iPhone X」がいよいよ販売スタートしました。
iPhone8から約1か月ほど遅れて発売されるiPhoneX。気になる大手3社の料金はどうなっているのでしょうか?購入する場合、機種変更と乗り換えのどっちが良いのでしょうか?
「iPhoneX」の各ユーザーごとの料金設定や端末の特徴的な機能について詳しく解説していきます。
(2018年9月3日更新)
- 「iPhoneXS(Max)」料金比較記事はこちら
- 「iPhoneX」の端末価格比較
- 乗り換え、機種変更時の手数料
- 料金比較の条件設定
- ドコモを利用中の方 個人編
- ドコモを利用中の方 家族編
- auを利用中の方 個人編
- auを利用中の方 家族編
- ソフトバンクを利用中の方 個人編
- ソフトバンクを利用中の方 家族編
- iPhoneXの特長
- 端末の購入は、「一括0円」と「キャッシュバック」を狙おう
- おすすめショップとお得キャンペーン情報
- ソフトバンクへの乗り換えは「おとくケータイnet」がおすすめ
- まとめ
「iPhoneXS(Max)」料金比較記事はこちら
2018年9月21日に「iPhone XS」「iPhone XS Max」が大手3社より発売となりました。XSの利用者別、プラン別の詳しい料金について知りたい方は、端末別料金比較記事をご覧ください。
「iPhoneX」の端末価格比較
iPhoneXの端末価格を「新規契約」「乗り換え」「機種変更」に分けて、キャリア別に比較してみましょう。
「iPhone X」価格表
※ 「機種変更応援プログラムプラス」の端末価格は、利用開始から25か月目に機種変更した場合の価格とします
ソフトバンクが最も安く、2万5000円で購入できるケースもある
通常プランで見ると64GBモデルは5万~6万円台。256GBモデルは6万円~8万円台となっています。
端末価格が最も安いのはソフトバンク。新規契約または他社から乗り換えの方で「X」の64GBモデルを購入し、かつ「半額サポート」を利用の方は、2万5000円で端末が手に入ります。au新プランの端末価格は契約内容に関係なく、どれも同じです。ドコモは「機種変更応援プログラムプラス」を利用すると、端末価格が安くなります。それぞれのサービス内容については後ほど解説します。
乗り換え、機種変更時の手数料
iPhoneXを購入するとしたら、どこのキャリアを選択すべきなのでしょうか?現在利用している携帯会社別に分けて、料金比較を行っていきたいと思います。比較の前に確認すべき点が1点あります。それは他社へ乗り換えや機種変更にかかる手数料です。
乗り換えにかかる手数料
通常、MNP(乗り換え)をする場合は以下の手数料がかかります。
解約金アリの場合
契約解除料(9500円)+MNP転出料【乗り換え前の携帯会社】(2000~3000円)+契約事務手数料【新しい契約先】(3000円)= 1万4500円~1万5500円
解約金ナシの場合
MNP転出料(2000~3000円)+契約事務手数料(3000円)= 5000円~6000円
大手3社の手数料一覧
今回の比較では、全て解約金0円で乗り換えすることを条件に計算をしています。解約金ゼロで他社へ移行したい場合は、2年契約終了後の自動更新月でMNPする必要があります。他社への乗り換えを検討する際は、携帯ショップなどで現在の契約期間を確認することをお忘れなく。
機種変更にかかる手数料
機種変更をする際にも手数料がかかります。ちなみにドコモオンラインショップでは手数料がなんと無料(店舗では2000円~3000円)です。
3社の機種変更手数料は以下の表をご覧ください。
料金比較の条件設定
料金比較は個人と家族に分けて解説します。
2018年5月にドコモでスタートした新パケットパックや2017年7月から始まったauの新プラン、同年9月22日にスタートしたドコモの「機種変更応援プログラムプラス」とソフトバンクの「半額サポート for iPhone」も料金比較に加えます。
最近始まったそれぞれのサービス内容と、「個人」と「家族」の条件設定は以下の通りです。
2017年7月からauで新料金プランがスタート
auでは2017年7月中旬から新プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」がスタート。従来のプランより基本料金が安いプランとなっています。しかし、安く利用するには、「次回機種変更時に端末を返還すること」や「次回機種変更時にアップグレードプログラムEXに再度加入すること」といった細かい条件があります。
2017年9月22日からアイフォーンも新プランの対象になりました。
「iPhone」を購入予定でau新プランの内容や利用条件をよく知らないという方は、まず先にau新料金プラン解説記事をご覧ください。
2018年5月25日、ドコモで新パケットパックがスタート
ドコモでは2018年5月25日に新パケットパック「ベーシックパック」と「ベーシックシェアパック」の受付が始まりました。
「ベーシックパック」と「ベーシックシェアパック」は毎月のデータ通信量によって月額料金が変わる従量制プランとなっています。データの繰り越しには対応していませんが、使わなかった月はその分安くなるメリットがあります。
新パケットパックの詳しい内容については「ベーシックパック」「ベーシックシェアパック」解説記事をご覧ください。
2017年9月22日、ドコモで「機種変更応援プログラムプラス」がスタート
2017年9月22日からドコモで「機種変更応援プログラムプラス」がスタートしました。iPhoneX利用開始から13か月目以降に機種変更すると、最大6万円分のdポイントが還元されるサービスです。もらえるポイントは機種変更する時期によって変わります。これによって端末の実質価格が安くなります。
プログラム料は無料。対象機種は「iPhoneX」「iPhone8」「iPhone8 Plus」です。
例 iPhoneX 256GBを13か月目に機種変更した場合
図のように13か月目に機種変更すると、6万円分のポイントがもらえます。注意したいのはその後です。機種変更後も24か月目まで支払いは続きます。また、機種変更後の支払い料金は月々サポートが適用されません。しかし、機種変更時にもらったdポイントで月々の支払い分が相殺されるので、機種変更後の12か月間の支払総額は1万1928円となります。機種変更前の12か月間の支払総額が4万3416円なので、端末の実質価格は5万5344円になります。
通常価格(8万6832円)と比べると、3万1488円もお得な計算になります。
利用条件
利用にはいくつか条件があるので、ご注意ください。
・機種変更時に利用していた端末(※)をドコモが回収する
・機種変更時に携帯電話代金の未払いがない
・12か月以上プログラムを継続し、13か月目以降に機種変更する
※ 正常に動く端末
ポイント還元額
解約月に応じたポイント還元額が以下の通りです。
「iPhoneX」
2017年9月22日からソフトバンクで「半額サポート for iPhone」がスタート
9月22日から始まる「半額サポート」とは、端末代金が最大半額になるサービスです。機種代金を48か月払いにして適用条件を満たすことで、25か月目以降(残り24回分)の端末代金の支払が不要となります。つまり、端末代金が実質半額になります。
プログラム料は無料。対象機種は「iPhone8」以降のiPhoneです。
サービスの利用には「端末の回収」や「次回の機種変更時にも半額サポートに加入する」などの条件がありますのでご注意ください。条件は以下の通りです。
また、2年以内に解約した場合や、利用条件から外れてしまった場合は高額な端末代金(1台8万円以上)が発生します。加えて、端末の回収の際、端末の故障など回収条件に合わない場合は最大2万円の支払い(あんしん保証パック with AppleCare Services加入者は2000円)が必要になります。
「今後はずっとソフトバンクを使い続ける方」にはお得なサービスですが、それ以外の方は通常プランでの契約がリスクが少なくオススメです。
利用条件
・データ定額ミニ1GB/2GB、データ定額5~50GB、20GB(U18)、データ定額パック標準(8)大容量(10~30)、パケットし放題フラットfor 4G / 4GLTEに加入すること
※家族データシェアの子回線は除く
・利用25か月目以降に、「半額サポート for iPhone」「機種変更先取りプログラム」の指定機種に機種変更する
・次回の機種変更後も「半額サポート」または「機種変更先取りプログラム」に加入する
・機種変更の翌月末までに使っていた端末(※)をソフトバンクが回収する
※ 回収条件を満たす必要があります
サービスのより詳しい内容については「半額サポート」解説記事をご覧ください。
個人の条件設定
個人の条件設定は以下の通りです。
・「通常のプラン」と「2年後に端末を返還することを条件としたプラン」で比較する
・「iPhoneX 64GBモデル」を購入する
・乗り換え時の解約金は0円
・長期ユーザー向けの割引は適用しない
・乗り換え時は「MNP転出料」と「契約事務手数料」がかかる
・機種変更には「機種変更手数料」がかかる
・ドコモとauユーザーの機種変更は2000円とする
・25歳以下の方は学割を適用する
・ドコモの2GBプランと5GBプランはベーシックパックは利用する(データS/Mパックは新規受付が終了しました)
・auの新料金プランは「アップグレードプログラムEX」を利用する(プログラム料が期間限定で無料のEX(a)は、1年ごとに端末を買い替えないと損をするので、今回はEXを利用する)
・au新プランとドコモの「機種変更応援プログラムプラス」、ソフトバンクの「半額サポート for iPhone」は、「利用条件を満たすパターン」と「2年間の利用後に他社へ乗り換えたことで、利用条件を満たせなかったパターン」の2パターンで計算する
・機種変更応援プログラムプラスの「条件利用を満たすパターン」は、利用開始から25か月目に機種変更するパターンで端末価格を計算する
家族
家族の条件設定は以下の通りです。
・「通常のプラン」と「2年後に端末を返還することを条件としたプラン」で比較する
・「iPhoneX 64GBモデル」を全員で購入する
・解約金0円で乗り換え
・乗り換えにかかる手数料は「MNP転出料」と「契約事務手数料」
・機種変更には「機種変更手数料」がかかる
・ドコモとauユーザーの機種変更は2000円とする
・長期ユーザー向けの割引は適用しない
・「4人家族の50GBプラン」と「3人家族の15GBプラン」で料金比較を行う
・4人家族は2人、3人家族は1人のお子さんがいる
・お子さんはすべて25歳以下(学割適用年齢)とする
・ドコモの15GBプランはベーシックシェアパックを利用する(シェアパック15は新規受付が終了しました)
・auの新料金プランは「アップグレードプログラムEX」を利用する(プログラム料が期間限定で無料のEX(a)は、1年ごとに端末を買い替えないと損をするので、今回はEXを利用する)
・au新プランとドコモの「機種変更応援プログラムプラス」、ソフトバンクの「半額サポート for iPhone」は、「利用条件を満たすパターン」と「2年間の利用後に他社へ乗り換えたことで、利用条件を満たせなかったパターン」の2パターンで計算する
・機種変更応援プログラムプラスの「利用条件を満たすパターン」は、利用開始から25か月目に機種変更するパターンで端末価格を計算する
ドコモを利用中の方 個人編
現在ドコモを利用中の方は、どの選択がベストでしょうか?
2GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
5GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
20GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
30GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
基本的にソフトバンクへの乗り換えがおすすめ
ドコモユーザーの方は基本的にソフトバンクへの乗り換えをオススメします。ただし、端末回収プランの20GBプランはauが最もお得ですし、通常プランで月3GB利用する場合はドコモがベストな選択になります。
とにかく安く利用したいならソフトバンクの半額サポートを利用したプランがオススメです。2GBプランで「半額サポート」を利用した場合、ドコモの機種変更応援プログラムプラスを使ったプランより2年間で3万5889円も安いです。
しかし、半額サポートには端末代金が高額になるリスクも存在します。例えば利用開始から2年間で解約すると、残り2年分の端末代金の支払いが発生します。しかも残り2年間の端末代金には月月割(ドコモの月々サポート、auの毎月割りに当たる端末割引のこと)が適用されないので高額な料金支払いが必要になります。64GBモデルを2年間で解約すると、端末代金は約8万5667円もかかってしまうので気を付けましょう。
20GBプランで3年目以降も同じ携帯会社を使い続ける予定の方は、auの新プランがお得です。ただし、ソフトバンクの半額サポート同様に、「端末回収」や「次回機種変更時も同サービスに加入すること」などの条件を満たさない場合は、逆に端末価格が高くなるので注意しましょう。
2年後に端末を返還してもいいけど、リスクを負わずに安く利用したい方はドコモでの機種変更がオススメです。ドコモの「機種変更応援プログラムプラス」は端末回収の代わりに、次の機種変更時(2年以内)にdポイントが最大6万円分還元されるサービスです。auの「アップグレードプログラムEX」やソフトバンクの「半額サポート」とは異なり、端末代金が高額になるリスクがありません。またプログラム利用料も無料です。
端末を返還する予定がなく、今後他社へ乗り換えするかもしれない方はリスクの少ない通常プランでの乗り換えがおすすめです。通常プランはどのプランもソフトバンクがベスト。iPhoneXの乗り換え時の端末価格が5万円と、大手3社の中で最安です。
ドコモでは2018年5月に新パケットパック「ベーシックパック」がスタートしました。使用するデータ通信量によって料金が変わるプランで、「毎月のデータ量にバラつきがある」という方にオススメです。通常プランの2GBプランではソフトバンクが最安でしたが、毎月3GB使う場合は、大手3社の中でドコモが最も安い料金設定です。
大手3社で行われていた期間限定の学割キャンペーンは2018年5月31日をもって終了しました。どの携帯会社にも学割サービスはないので、25歳以下の方も26歳以上と同じ料金設定となっています。
ドコモを利用中の方 家族編
4人家族 50GBプラン
端末回収プラン
3人家族 15GBプラン
端末回収プラン
家族で利用するならソフトバンクがおすすめ
家族ならソフトバンクがお得です。通常プランなら4人家族も3人家族もソフトバンクが最も安いです。しかし、3人家族の15GBプランはドコモの料金とほとんど差がありませんでした。料金差や手続き面を考えると、そのままドコモで機種変更しても良いと思います。
ドコモには「家族まとめて割」という家族向け割引があります。家族で端末を複数台購入した場合、1台につき4800円の割引が適用されます。4人だと合計1万9200円も端末代金が安くなります。また、「機種変更応援プログラムプラス」を利用すると、端末価格がさらにお得です。ドコモは2017年12月中旬に「iPhoneX」の端末価格を数百円ほど値下げしました。
できる限り金額を安く抑えたい方はソフトバンクの「ウルトラギガモンスター」と「半額サポート」を組み合わせたプランが良いです。「ウルトラギガモンスター(データ定額50GB)」を2人以上の家族や同居人で契約した場合、1人あたり毎月1500円以上の割引(「みんな家族割」)が受けられます。4人以上だと1人当たり毎月2000円の割引が適用されます。4人家族の場合、毎月200GB(1人50GB)利用出来て、なおかつ2年間の合計金額はドコモの通常プランより2年間で6万円以上も安くなります。
しかし、このプランには注意点がいくつかあります。まず、家族間でのパケットシェアが出来ません。そして、半額サポートには「次回機種変更時にも同サービスに再度加入すること」など、いくつか厳しい条件があります。条件を満たさなければ比較表にもある通り、高額な端末代金が発生します。2つの注意点を踏まえた上で利用するかどうかよく考えましょう。
今後、他社へ乗り換える可能性のある方は通常プランでの契約をおすすめします。
auを利用中の方 個人編
auを利用している方は機種変更と乗り換えどちらがお得でしょうか?
2GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
5GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
20GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
30GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
契約プラン、データ通信量によってベストな選択が異なる
auを利用中の方はau新プランかソフトバンクの利用をオススメします。プラン内容やデータ通信量によってオススメが異なります。
安さだけを考えるならソフトバンクの半額サポートを使ったプランがお得です。半額サポートを使えば、端末が2万5000円で手に入ります。端末が他社より安い分、全体の料金も安くなっています。半額サポートは途中で解約すると、端末代金が高額になってしまうので注意しましょう。また、端末の回収といった条件もあります。条件を満たさない場合も同じく高額の端末代金が請求されます。シンプルな契約を希望の方は、通常プランを選択しましょう。
ソフトバンクの30GBプランは非常にお得度が高いです。2017年9月より「ウルトラギガモンスター(データ定額50GB)」がスタート。50GBの大容量プランを月7000円で利用できるプランです。ドコモとauの30GBプランが月8000円である点を考えれば、そのお得度がわかると思います。動画や音楽、ゲームを楽しむには十分なデータ通信量といえるでしょう。
端末回収プランの20GBプランは、auでの機種変更がベストな選択です。「auフラットプラン」の20GBなら、ドコモの機種変更応援プログラムプラスを利用したプランより2年間で約3万5196円も安くなります。また現在、「スマホ応援割」キャンペーンが開催中です。毎月1000円の割引が1年間に渡って適用されます。キャンペーン期限は今のところ未定です。
半額サポート同様に、auフラットプランと一緒に契約する「アップグレードプログラムEX」も契約途中で解約すると、端末代金が高くなるので注意が必要です。例えばiPhoneX(64GBモデル)を2年間で解約する(他社に乗り換える)と、端末代金が約11万8667円までに跳ね上がります。「次回機種変更時に端末を返還すること」も条件に入っていますので、契約の際は条件内容をしっかりチェックしましょう。
ドコモの「機種変更応援プログラムプラス」は安さで他社に劣りますが、auやソフトバンクのように厳しい条件がないので、リスクを負いたくない方にはおすすめです。
端末回収などの条件がない通常プランはソフトバンクがお得です。特に30GBプランは非常にお得度が高いです。2017年9月より「ウルトラギガモンスター(データ定額50GB)」がスタート。50GBの大容量プランを月7000円で利用できるプランです。ドコモとauの30GBプランが月8000円である点を考えれば、そのお得度がわかると思います。動画や音楽、ゲームを楽しむには十分なデータ通信量といえるでしょう。
大手3社で行われていた期間限定の学割キャンペーンは2018年5月31日をもって終了しました。どの携帯会社にも学割サービスはないので、25歳以下の方も26歳以上と同じ料金設定となっています。
auを利用中の方 家族編
4人家族 50GBプラン
端末回収プラン
3人家族 15GBプラン
端末回収プラン
ソフトバンクの「みんな家族割」なら安く、たくさんデータ通信量が使える
auユーザーは通常プランも端末回収プランもソフトバンクへの乗り換えが最も安いです。
端末回収プランではソフトバンクへの乗り換えがベストです。4人家族の「みんな家族割」を利用したプランなら、au新プランより毎月約1409円も安くなります。2年間の合計金額で計算すると、両社の差はなんと約3万3816円。テレビなど家電製品が購入できる金額です。
データ定額50GB(ウルトラギガモンスター)は家族や同居人など2人以上で契約すると、「みんな家族割」が受けられます。4人以上なら1人当たり毎月2000円が、3人なら1人当たり毎月1800円が割り引かれます。1人で毎月50GBも使えて、かつ家族データシェアを使ったプランと料金があまり変わらないので非常にお得だといえます。
ちなみに半額サポートは「次回機種変更時に同サービスに再度加入すること」といったサービス適用条件がいくつかあり、その条件を満たさないと端末代金が1台につき8万円以上もかかる(iPhoneX64GBモデルの場合)のでその点は注意しましょう。みんな家族割はもちろん「半額サポートなし」でも契約できます。
厳しい条件に縛られず安くしたい方は、ドコモの「機種変更応援プログラムプラス」を利用しましょう。月々のプログラム料は無料で、半額サポートやアップグレードプログラムEXのように、途中解約で端末代金が高額になるリスクもありません。iPhoneXの場合、利用から13か月目で機種変更すれば、6万円分のdポイントがもらえます。
ソフトバンクとauの端末回収プランは安く利用するための条件があるので、内容をよく見て判断することをおススメします。
auでは、2018年6月に「家族ナツ得」キャンペーンがスタートしました。家族でiPhoneXを含む対象機種を2台以上購入し、「ピタット/フラットプラン」に加入すると、auWALLETプリペイドカードへ1台につき7000円がキャッシュバックされます。3人家族で15GBプランを利用した場合、ソフトバンクと月500円しか変わりません。「乗り換え手続きは面倒だし、月500円くらい我慢できる」方は、そのままauで機種変更しましょう。ちなみにキャッシュバックを受けるには、プリペイドカードへの申し込みも必要です。
ソフトバンクを利用中の方 個人編
ソフトバンクユーザーはどの会社がお得なのでしょうか?
2GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
5GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
20GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
30GBプラン
端末回収プラン
25歳以下
通常プランは20GBまでの利用ならau、30GB以上ならソフトバンクがベスト
今後、2年以内に格安スマホや他社への乗り換えの可能性がある方は、リスクの少ない通常プランでの契約をオススメします。20GB以下のプランならauがオススメ。2GBプランの場合、ソフトバンクで機種変更するより2年間で5333円安くなります。
20GBプランの利用で、とにかく安さを求める方は「auフラットプラン」がお得です。ドコモの「機種変更応援プログラムプラス」を使ったプランより2年間で約3万1196円もお得です。
しかし、新プランは注意点が2つあります。新プランと共に利用する「アップグレードプログラムEX」は途中解約すると、端末価格が2倍に跳ね上がるリスクがあります。またこのプランは今後、iPhoneXを返還することが条件となっています。条件を満たさない場合も端末価格が2倍になるのでご注意ください。ソフトバンクの半額サポートも同様の条件があるので気を付けましょう。
毎月の利用データ量にバラつきがあるならドコモの「ベーシックパック」やauの「ピタットプラン」がお得です。どちらも月々のデータ通信量によって料金が決まる従量制プランです。毎月のデータ量が決まってるわけではないので、パケットが余って無駄遣いになる心配もいりません。
大手3社で行われていた期間限定の学割キャンペーンは2018年5月31日をもって終了しました。どの携帯会社にも学割サービスはないので、25歳以下の方も26歳以上と同じ料金となっています。
ソフトバンクを利用中の方 家族編
4人家族 50GBプラン
端末回収プラン
3人家族 15GBプラン
端末回収プラン
ドコモかソフトバンクがおすすめ
家族で利用するならドコモかソフトバンクがお得です。
端末を返還する予定のない方や条件に縛られたくない方は通常プランでの契約がおすすめです。通常プランでお得なのがドコモ。ドコモには家族向け割引サービスの「家族まとめて割」があります。シェアグループ内の家族でスマホを複数台購入した場合、1台につき4800円の割引が適用されます。4人家族全員でスマホを購入すれば、1万9200円もの割引が受けられます。
ドコモの新パケットパック「ベーシックシェアパック」は毎月のデータ使用量によって料金が変わる従量制プランです。上限は30GB。いつもより使わなかった月はその分安くなるので、無理に上限まで使おうとせずに済みます。
データ量の多さにこだわる方はソフトバンクのウルトラギガモンスターを利用しましょう。家族やシェアハウスの仲間でデータ定額50GBを契約すると、「みんな家族割」が適用されます。3人での契約なら毎月1800円、4人以上なら毎月2000円の割引が受けられるお得な割引サービスです。割引期間は特にありません。また現在、「みんな家族ご紹介キャンペーン」が開催中です。みんな家族割に1人(新規契約 or 乗り換え)誘うたびに1万円がキャッシュバックされます。
ソフトバンクの半額サポートは契約途中での解約など条件を満たせない場合、高額な端末代金支払いが発生しますのでご注意ください。
auは家族向けパケットパックや家族向け割引サービスがないことが影響して、料金が他社より高めに設定されています。
iPhoneXの特長
特長1 オールスクリーンディスプレイ搭載
最初に浮かぶのが何といっても印象的な見た目でしょう。Xは約5.8インチのオールスクリーンディスプレイとなっています。iPhone8Plusを上回る画面の大きさです。
また、SuperRetinaHDディスプレイと名付けられたXはiPhone初の有機EL(OLED)ディスプレイを搭載。コントラスト比は驚きの100万:1。これはiPhone8(1400:1)の700倍にあたります。ピクセルビッチはiPhone8の326ppiを上回る458ppi。メリハリが効いていて、高精細で鮮明な画面が大きな魅力です。また、応答速度も速く、くっきりと滑らかで美しい映像が楽しめます。まさに写真や動画を楽しむのに最適な端末と言えます。
コントラスト比とは
白(最大輝度)と黒(最小輝度)の明るさの比率。比率が高ければ高いほど、色の違いがくっきりとしていて、鮮明な画質になります。
特長2 「FACE ID(顔認証システム)」が搭載
もう一つの目玉といえるのが今回から新たに搭載される「FACE ID(顔認証システム)」です。いちいち触ることなく、本体画面を見るだけでロックが解除されます。
iPhoneのロック解除機能といえば「Touch ID(指紋認証システム)」でしたが、XではTouchIDに代わって顔認証が導入されています。ディスプレイ上部に搭載されているドットプロジェクタが3万以上の目に見えない赤外線ドットを顔に投射。顔の細かな凹凸を3次元解析し登録するので、写真やマスクを使った、なりすましでは認証を突破できないようになっています。
機械学習によって外見の変化にも対応しているので、化粧をしていても、メガネをかけていても本人認証が可能です。髪形を変えても問題ありません。エラー率はわずか100万分の1。高い安全性が保証されています。
また、「FACE ID」はApplePayでの決済やアプリの本人認証にも利用できます。
特長3 進化したカメラ機能
カメラ機能も向上しています。背面カメラはiPhone8Plusと同じく、広角と望遠のデュアルカメラを搭載。画素数は約1200万画素。光学式手振れ補正が広角と望遠の両方に備わっています。
Xではメインカメラだけでなく、インカメラにも「ポートレートモード」と「ポートレートライティング(ベータ版)」が搭載されているので、より高画質な自撮り撮影が可能です。自撮り写真をSNSでアップする方には最適な端末といえるでしょう。ちなみにどちらの機能もiPhone8は非対応、8Plusはメインカメラのみ対応となっています。
特長4 置くだけでOKのワイヤレス充電
2017年の新作で注目を浴びたのがワイヤレス充電機能でしょう。「8 / 8 Plus / X」からワイヤレス充電機能であるQiに対応。ホテルや空港、カフェなどにあるQi規格のワイヤレス充電器なら、どの充電器でも利用できます。端末を置くだけで充電してくれるので、非常に便利です。「充電しながらiPhoneを使いたい」場合は今まで通りケーブル充電をすればいいので、状況によって使い分けることが出来ます。
カラーは2種類
カラーはシルバーとスペースグレイの2種類です。iPhone8、iPhone8Plusにあったゴールドは用意されていません。7や8と同じく防水、防塵機能、ワイヤレス充電機能を備えています。バッテリーはiPhone7より最大2時間長いバッテリー時間を誇ります。もちろんApplePayにも対応しています。
スペック比較
その他のスペックについては下の比較表をご覧ください。
iPhone8 / 7との比較
iPhone8 Plus / 7 Plusとの比較
端末の購入は、「一括0円」と「キャッシュバック」を狙おう
端末の「実質0円」キャンペーンが自粛となった今でも、実は「実質0円」は存在します。さらに「一括0円」や「キャッシュバック」を実施するお店も多数あります。
実質0円と一括0円の違いって何?
「実質0円」:毎月端末代金を支払う代わりに同額の割引を2年間受けることが出来て、結果的に端末代金が0円になるというもの。
「一括0円」:端末代金の支払いなしで、端末がその場で入手できる
端末代金を少しでも抑えたい方は、「一括0円」と「キャッシュバック」を実施しているショップで契約しましょう。では、一括0円などのキャンペーンを行うおすすめショップを紹介します。
おすすめショップとお得キャンペーン情報
実店舗
おすすめは街のケータイショップ。有名な所でいうと、「テルル」や「モバワン」といったお店が挙げられます。公式ショップの「一括0円」は対象機種が限定されますが、テルルやモバワンでは人気の「iPhone6s」や「Xperiaシリーズ」が一括0円で購入できます。
各ショップのツイッターアカウントから最新情報が随時更新されているので、ぜひチェックしてみて下さい。
ちなみにドコモ、au、ソフトバンクの公式ショップでも「一括0円」キャンペーンを実施しています(一部店舗に限る)。
オンラインショップ
現在ドコモ、au、ソフトバンクは「iPhoneX」を受付中。各キャリアの公式オンラインショップで購入が可能です。
2018年9月現在、ドコモオンラインショップでは「秋のサン9キャンペーン」「オンラインショップ限定割引キャンペーン」、ソフトバンクオンラインショップでは「スマホアクセサリーの購入に使える割引クーポンプレゼントキャンペーン」が実施中です。このキャンペーンはオンラインショップ限定となっています。
オンラインショップの契約方法については利用ガイド解説記事をご覧ください。
2018年9月21日から「iPhone XS」「iPhone XS Max」の販売がスタートします。
※「iPhone XR」は2018年10月19日から予約開始予定です
オンラインショップの契約ってどうやるの?
各公式オンラインショップHP
ソフトバンクへの乗り換えは「おとくケータイnet」がおすすめ
ソフトバンクへ乗り換えの方は「おとくケータイ.net」がおすすめです。ソフトバンクの正規代理店なので、契約も安心。「お客様満足度1位(ソフトバンクモバイル調べ)」を獲得している優良店でもあります。
「おとくケータイ.net」の魅力は、なんといっても「現金キャッシュバック制度」です。ここで契約すると、公式店舗では受けられない高額キャッシュバックがもらえます。
実店舗は予約制なので、「待ち時間なし」で手続きが可能。また、郵送での契約も受け付けているので、わざわざ店舗に行かずに済みます。
「iPhoneX」受付中です。
「キャッシュバックキャンペーンの詳細」や「申し込み方法」、「キャンペーン情報」など、詳しい情報はショップの解説記事をご覧ください。
「おとくケータイ.net」公式サイトはこちら
まとめ
おさらい
・2017年11月3日(金)「iPhoneX」発売
・端末価格はソフトバンクが最も安い
・ドコモの「ベーシック(シェア)パック」とauの「ピタットプラン」は使った分で料金が決まる従量制プラン
・家族ならドコモかソフトバンクがお得
・背面がガラスになり、ワイヤレス充電が可能になった
・カメラ機能が進化し、高画質の写真撮影が実現
・利用データ量や年齢によってお得な携帯会社が異なる
現在の契約プランと自分の利用傾向を確認して、最適なプランを選択しよう
料金比較から分かる通り、利用データ通信量や人数構成、現在利用中の携帯会社によって選択すべきプランは異なります。iPhoneX購入の前にまずは現在の契約プランとスマホの利用傾向を忘れずに確認しましょう。しっかりと利用傾向を把握した後で料金比較を参考にして、どのプランが最もお得なのか調べることをおすすめします。携帯会社によっては年間で計算すると、数万円もの差が出る場合があります。各社が出すプラン内容を把握した上で、自分に合ったプランを選択しましょう。