「Fire TV Stick」があれば、ネットフリックスやHulu、Amazonプライムビデオといった動画サービスがテレビの大きな画面で楽しむことが出来ます。値段もお手頃かつ使い方も簡単なので、重宝している方は多いと思います。その「Fire TV Stick」に新しいモデルが登場しました。
今回は2017年4月6日に発売となった新型「Fire TV Stick」の性能や使い方、実際の使ってみた印象などを、旧「Fire TV Stick」と比較しながら徹底解説したいと思います。
「Fire TV Stick」が1000円OFFセール中
現在、Amazonでは2018年最後の「Fire TV Stick」セールを開催中です。セール期間中なら、「Fire TV Stick」が1000円OFFで手に入ります。この機会をお見逃しなく。
Fire TV Stickとは
「興味はあるけど、あまりよく分かっていない」という方のために、「FireTVStick」について説明したいと思います。
FireTVStickはテレビで動画サービスを視聴するためのストリーミングデバイスのことです。
ストリーミングデバイスとはテレビでインターネットサービスを楽しむための商品です。テレビに接続したデバイスを無線LANもしくは有線LANと接続することにより、大画面で動画コンテンツやゲーム、インターネットを利用することが出来ます。
もちろん「Fire TV」はレンタルではないので、一度購入してしまえば利用するのに毎月の費用はかかりません。(プライムビデオを利用する場合は、プライム会員の年会費が必要)
2017年4月6日「Fire TV Stick(Newモデル)」登場
2017年4月6日に、FireTVStickの新モデルが販売スタートとなりました。新型は旧型から何が変わったのでしょうか?内容物や使い心地など様々な点で比較してみたいと思います。
ここが違う1 4980円で音声認識リモコンが付属になった
新型と旧モデルとのスペック比較表
新モデルの価格は4980円です。旧FireTVスティックの一番安いモデルと価格は変わりませんが、大きく変わった点が1つあります。それは音声認識リモコンが付属になったことです。
旧モデルでは「通常リモコン付属」と「音声認識リモコン付属」という2種類のFireTVStickがありました。音声認識リモコン付属は6480円と、「通常リモコン付属(4980円)」より値段が1500円も高く設定されていました。
新モデルでは4980円というお得な価格で音声認識リモコンが付いていきます。検索の際に非常に便利な機能なので、この変更点はとてもありがたいです。
ここが違う2 本体は少し大きくなりました
内容物について見ていきましょう。
旧モデル
新モデル
内容物はほぼ一緒です。Fire TV Stick本体とリモコンの大きさも確認してみました。
Fire TV Stick本体
音声認識リモコン
FireTVStick本体は旧モデルに比べて少しサイズが大きくなりました。音声認識リモコンは全く一緒です。正直、違いが全くわかりません。おそらく同じものを使っているのだと思います。
ここが違う3 再生までの時間などあらゆる速度が速くなった
新モデルになって、CPUがデュアルコア(旧モデル)からクアッドコアにパワーアップ。また、無線LANも11acに対応。これによって操作性が大幅向上しました。そうはいってもどの程度快適になったのか疑問の方も多いでしょう。実際に使ってみて操作がスムーズになった気がしますが、本当にそうなのか知りたくなったので調べてみました。
反応速度実験
旧モデルと新モデルで動画再生までの時間を計ってみました。「ホーム画面から再生までの時間」と「再生ボタンを押してから再生が始まるまでの時間」の2種類に分けて時間の計測をします。比較には「Amazonプライムビデオ」「ネットフリックス」「Hulu」の3つの動画サービスを利用しました。
結果
実験結果はこのようになりました。
ご覧の通り、ほとんどの比較で新モデルの方が旧モデルより再生までの時間が短かったです。特にHuluでは、以前に比べて再生開始までの時間が大幅に短縮しました。画質の乱れもほとんどありませんでした。
使用感だけでなく、実際に操作性が向上しているとこの結果から分かると思います。
ここが違う4 パッケージの箱は前の方が良かった
【左:新型 右:旧モデル】
ストリーミングデバイスを使い終わった後は箱に戻すようにしているのですが、その箱(箱とは言えない)がちゃちで正直、収納しにくいです。旧モデルの箱は丈夫で非常に良かったので、今回の変更は残念に思います。この点に関しては個人的なこだわりみたいなもので、別の収納箱を用意すれば解決しますし、テレビに付けっぱなしの方には大きなデメリットではありません。
ここが違う5 使用後に発生する本体の発熱が改善しました
旧モデルで気になっていたのが使用後に起こる本体の発熱です。旧モデルの場合、使用後にテレビからFireTVStickを外そうとすると、少しやけどしそうなくらい本体が熱いんです。しかし、新モデルは旧モデルに比べて発熱がほとんどなく、安心してテレビから本体を外すことが出来ます。
利用方法
使い方は非常に簡単です。初期設定も難しくありません。
準備すること
テレビで使うための設定方法
1.言語を設定します
2.ネットワーク接続するために「ネットワーク名」を選択、「パスワード」を打ち込み、接続が完了します
3.PIN設定をする場合は下の画面で「機能制限を有効にする」を選択します
4.利用開始
PIN設定とは
いわゆるロック機能です。あらかじめPIN設定を行うと、アマゾンプライムビデオを視聴する際、またFireTVの設定を変更する場合にこのPINを入力する必要があります。
プライム会員ならプライムビデオが見放題
年会費3900円のAmazonプライムに加入されている方は、Amazonプライムビデオが見放題。映画やドラマ、バラエティ、アニメなど約8000本以上のコンテンツが、どれだけ見てもタダです。
「ジュラシックワールド」や「アメイジングスパイダーマン」「探偵はBARにいる」「ビリギャル」など、国内外の映画ラインナップも充実。「24」「ゴシップガール」「モテキ」など国内外のドラマラインナップも強力。また、仮面ライダーの最新作「仮面ライダーアマゾンズ」やディーンフジオカ主演ドラマ「はぴまり」といった、プライムビデオでしか見れないオリジナル作品も多数用意されています。
詳しいラインナップに関しては、こちらの動画サービス比較記事を参考にどうぞ。
利用出来る主要コンテンツ
プライムビデオの他にも「Hulu」や「ネットフリックス」、今話題のスポーツ配信サービス「DAZN(ダゾーン)」など、様々な動画サービスやインターネットサービスが楽しめます。パソコンやスマホで入会しているアカウントがあれば、そのアカウントを使って動画コンテンツが視聴できます。
2018年1月1日からFire TVでYouTubeアプリが使えなくなりましたが、代わりに「Firefox」や「Silk」といった公式ブラウザアプリを利用すれば引き続きYouTubeを視聴できます。
主要コンテンツ
・プライムビデオ ・Netflix
・Hulu ・U-NEXT
・Abema TV ・DAZN(ダゾーン)
・GYAO! ・ビデオマーケット
・dTV ・Yahoo
・Facebook ・TED TV
・Twonky Receiver for Fire TV
etc...
TVゲームも楽しめます
楽しめるのは映画やドラマ、インターネットだけではありません。FireTVStickならTVゲームも楽しむことが出来ます。人気の高い「ファイナルファンタジー」や「テトリス」「パックマン」といったゲームがFireTV1台で遊べちゃいます。
別売りですが、「Amazon Fire TV ゲームコントローラ―」があれば、より本格的にゲームを楽しむ事が出来ます。ゲームコントローラーは音声認識機能が付いているので、リモコン代わりにもなります。
新型FIreTVStickを使ってみた感想
メリット
・リモコンでサクサク操作できる
・音声認識の精度は高く、検索に苦労しない
・テレビの大画面で映画やドラマが楽しめる
・スマホなど小さな画面じゃないので、目にも優しい
・画質が良い(ネット環境によっては画質が劣る場合あり)
・操作方法がシンプル
・とにかく便利で楽
・プライムビデオだけでなく、他の動画サービスも楽しめる
マイナス点
・無線LANでしか接続できない(Amazon FireTVなら有線LANで接続できる)
・他の動画サービスはPIN機能が使えない
・他の動画サービス内で音声認識機能が使えない
・テレビの近くに電源のコンセントが必要(近くにない場合は延長コードを用意しなければならない)
保証制度はあるの?
あります。90日間限定保証が無料で付いてきます。また、本体+980円で「90日間+2年間」、本体+1380円で「90日間+3年間」の延長保証が付きます。長い間安心して利用したい方は、保証オプションの追加をオススメします。
使いやすさやコンテンツの充実度を考えればお買い得
使ってみた感想としては旧型よりも動作がスムーズになり、サクサクと操作できるようになったと感じました。
使い方も小型のスティック1台をテレビに接続するだけなので、非常に便利です。インターネットの回線速度が良ければ、高画質で視聴することが出来ます。無線ルーターがテレビと遠い場所にある際は、中継器を使ってテレビまでネット回線を飛ばしましょう。別売りのイーサネットアダプタを購入すれば、有線LANに繋ぐことが出来ます。
4980円という値段で、音声認識リモコンが使える点は大きなメリットだと感じました。音声認識機能なら簡単に検索が出来ますし、検索精度が非常に高いです。この機能があれば、ストレスなく作品の再生まで進めます。
プライムビデオの作品検索は可能ですが、ネットフリックスやHuluなど他の動画サービス内の作品を検索することは出来ません(「火花」と検索しても、出てこない)。動画サービス自体を検索して起動させることは出来ます。今後、ネトフリなど他のサービス内の作品も検索できるよう期待したいと思います。
購入した方の評価は高く、2017年4月10日現在カスタマーレビューは星4.4が付けられています。
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Amazon FIre TVとの比較
FIreTVシリーズには「Fire TV Stick」に加えて「Amazon Fire TV」という商品があります。この2つは何が異なるのでしょうか?下の性能比較表をご覧下さい。
無線LANが使えて、特にこだわりがなければFire TV Stickがオススメ
無線LANの環境が整っていて、特にこだわりがなければ「FireTVStick」でOKでしょう。CPUはAmazonFireTVと同じく、クアッドコアにパワーアップしていますし、無線LANは11ac対応。4Kではありませんが、画質も十分キレイです。
別売りのイーサネットアダプタを購入すれば、有線LANでの接続が可能です。
4K放送に対応しているAmazon FIre TV
4Kの超高画質で映画やドラマを楽しみたい方には「Amazon Fire TV」がオススメです。FireTVStick同様に別売りのイーサネットアダプタを購入すれば、有線LANを繋いで安定した動画生活が楽しめます。お金をかけても快適な環境で利用したい方はAmazonFireTVの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
クロームキャストとの比較
Googleの販売するストリーミングデバイス「Chromecast」と新型「Fire TV Stick」では、どちらがオススメなのでしょうか?気になる方は「クロームキャスト vs FireTVスティック」比較記事をご覧下さい。
まとめ
おさらい
・2017年4月6日「Fire TV Stick」の新型が発売
・CPUなどのパワーアップでサクサクと操作が可能に
・4980円で音声認識リモコンが付属
・NetflixやHulu、DAZN(ダゾーン)などの動画サービスが利用可能
・PrimeMusicやSpotifyなどの音楽サービスも利用出来る
・プライム会員ならプライムビデオの作品が見放題
・4K放送ならAmazon Fire TVがオススメ
持ち運びにも便利な新型ストリーミングデバイス
「Fire TV」シリーズは、パソコンやスマホの画面じゃ物足りない方におすすめの1台です。「Fire TV Stick」なら値段もそこまで高くないので、プライム会員なら持っておいても損はないと思います。
非常に小さくて軽く持ち運びに便利なので、旅先のホテルで楽しみたい方や友達の家に集まってみんなで楽しみたい方にもオススメです。
「Fire TV」で様々な映画やドラマの迫力ある映像を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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