2020年3月12日にソフトバンクで新料金プランがスタートします。
その名も「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」です。
新プランはどのようなプランなのでしょうか?
また、旧プラン契約者は新プランに変更すべきなのでしょうか?
この記事では、「料金プランの詳しい内容」や「新プランの割引サービス」などを解説し、「旧プランとの料金比較」を通して、新プランの実力を検証したいと思います。
(2020年3月11日更新)
- 新料金プランの受付開始日
- 通話プラン
- データプラン1 「データプランメリハリ(メリハリプラン)」
- データプラン2 「データプランミニフィット(ミニフィットプラン)」
- デザリングオプション
- 解約金は契約期間に縛られず、いつでも無料!
- 新プランの割引サービス1 「半年おトク割」
- 新プランの割引サービス2 「みんな家族割+」
- 各プランの割引サービスを含めた料金まとめ
- 「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」のどちらを選べばいいの?
- 新端末割引サービス 「トクするサポート+」
- 旧プランとの料金比較1 50GBプラン(基本通話プラン)
- 旧プランとの料金比較2 50GBプラン(2GB以下しか使わない月があるケース)
- 旧プランとの料金比較3 50GBプラン(かけ放題プラン)
- 旧プランとの料金比較4 従量制プラン
新料金プランの受付開始日
2020年3月12日
通話プラン
通話の基本プランとなる「基本プラン(音声)」。
月額980円で、30秒につき20円の通話料金がかかるプランです。
家族間通話(同一家族割引グループ内)は24時間無料。
定額オプション
かけ放題プランを利用したい方は基本プランに加えて、「定額オプション」を利用しましょう。
「準定額オプション+」は月額800円で、1回5分以内の通話が無料です。5分を超えると、30秒につき20円の通話料が発生します。
「定額オプション+」は月額1800円で、時間も回数もかかわらず、ずっと無料のかけ放題プランです。
どちらのオプションも旧プランの「定額オプション」と内容は変わっていませんが、何故か月額料金が300円値上げされています。
その理由は「電話オプションの有無」にあります。
「準定額/定額オプション+」には様々な電話オプションが含まれている
新プランの「準定額オプション+」と「定額オプション+」には、旧プランのサービスに加えて、新たに月額800円相当の通話サービスが含まれる事になりました。
これが300円値上がりした理由です。
「留守番電話プラス」や「割込通話」などのオプションサービスを利用する方にとってはお得です(利用しない方は逆に損ともいえる)。
プラン名 | 含まれるサービス (個別に加入した場合の月額料) |
---|---|
「準定額オプション+」 「定額オプション+」 |
・留守番電話プラス(300円) ・割込通話(200円) ・グループ通話(200円) ・一定額ストップサービス(100円) |
「iPhone基本パック」「スマートフォン基本パック」「ケータイ基本パック」のいずれかに加入している方が、「準定額オプション+」または「定額オプション+」を申し込む場合は「基本パック」の継続利用が出来なくなります。
通話プランまとめ
おさらいです。通話プランは全部で3種類用意されています。
※ 電話オプション:「留守番電話プラス」「割込通話」「グループ通話」「一定額ストップサービス」
データプラン1 「データプランメリハリ(メリハリプラン)」
「データプランメリハリ」は、月額6500円で、毎月50GB利用出来るプランです。
内容的には旧プランである「ウルトラギガモンスター+」とほとんど変わりません。
大きな変更点は、「月間データ量が2GB以下だった場合の料金システム」です。
新プランでは1カ月のデータ量が2GB以下(ギガノーカウント分を含める)だと、自動的に月額料金が1500円割引されます。
つまり、2GB以下だと月額5000円で済む計算となります。
旧プランは1GB使っても50GB使っても月額6500円だったので、お得度はアップしています。
「メリハリプラン」=「通話基本プラン」+「データプランメリハリ」
メリハリプランでも「動画SNS放題」が使える
旧プランの特徴だった「動画SNS放題」は、もちろん新プランにも付いてきます。
「Amazonプライムビデオ(2020年1月31日に追加)」「YouTube」「TVer」、「AbemaTV」といった動画サービスや「LINE」「インスタグラム」「Twitter」などのSNSをいくら使ってもデータ通信量が消費されません。
つまり、対象サービスは使い放題となっています。
多くのユーザーが頻繁に使うサービスが使い放題な上に、50GBは他の用途で利用できるので、通信制限にかかる事はほとんどないと言って良いと思います。
動画SNS放題の対象サービス
・YouTube ・AbemaTV
・TVer ・Amazonプライムビデオ
・Hulu ・スタディサプリ
・Kurashiru ・GYAO!
・スタディサプリ English
・LINE ・Twitter
・インスタグラム
・AR SQUARE ・VR SQUARE
・FR SQUARE ・バスケットLIVE
※ 「AR SQUARE」「VR SQUARE」「FR SQUARE」「バスケットLIVE」は2020年3月27日より追加となります。
【注意】「動画SNS放題」一部データ通信量を消費するケースあり
使い放題の「動画SNS放題」ですが、一部の動作や機能はデータ通信量を消費するケースがありますのでご注意ください。
消費するケースは以下の通りです。
データプラン2 「データプランミニフィット(ミニフィットプラン)」
「データプランミニフィット」は、毎月のデータ量に応じて月額料金が3段階で変化する従量制プランです。
使った分だけ料金を支払うシステムなので、データ量を無駄遣いする事がなく非常にお得です。
基本的に毎月のデータ通信量が1GB未満の方にオススメのプランです。
毎月1GB以上使う方は、「データプランメリハリ」の方がお得
毎月のデータ通信量が1GBを上回る方は「データプランメリハリ」の方がお得です。
1GBを超えた場合は「データプランメリハリ」と料金が同じになります(「データプランメリハリ」は利用データ量が2GB以下だと、月額料金から1500円割り引かれる)。
しかも「動画SNS放題」で主要な動画サービスやSNSが使い放題なので、お得度が高いです。
「ミニフィットプラン」=「通話基本プラン」+「データプランミニフィット」
デザリングオプション
デザリングオプションは、どのプランに関わらず月額500円。
デザリングは、それぞれのデータ容量の上限まで制限なく利用可能です。
解約金は契約期間に縛られず、いつでも無料!
旧プランに引き続き、新プランも「契約期間なし」で、「解約金(契約解除料)0円」です!
これまで当たり前のように存在していた「2年縛り」と「解約金9500円(更新月以外)」ではありません。
契約の途中で他社に乗り換えても、解約金を要求される事はありません!
新プランの割引サービス1 「半年おトク割」
新規契約(他社からの乗り換えを含む)または機種変更時(USIM単体契約を含む)に、「基本プラン(音声)」または「基本プラン(データ)」に加入した場合に、6カ月間に渡って毎月1000円の割引が適用されます。
旧プランの割引サービスは1年間に渡るサービス(1年おトク割)だったので、割引額は半減しています。
旧プランの割引サービス「1年おトク割」を受けていた方は、機種変更の際に新プランに変えても本サービスが適用されません。
新プランの割引サービス2 「みんな家族割+」
旧プランから引き続き用意されている家族割引サービスです。
家族や同居人などの家族割引グループ内で「回線のカウント対象プラン」と契約している回線が2回線以上の場合に、「50GBプラン」と契約している方は、1人当たり毎月最大2000円の割引が適用されます。
2人以上で「データプランメリハリ」(旧プランの「データプラン50GB+」や「データ定額50GB」「データ定額50GB+」を含む)に加入している場合は、全員に割引が適用されます。
「みんな家族割+」の大きな特徴は割引対象を家族に限っていない所にあります。家族だけでなく、「遠くに住む親戚」や「同居中の恋人」や「シェアハウスの同居人」など、適用対象が広く設定されています。
※「ミニフィットプラン」「ミニモンスター」は回線のカウント対象ですが、割引の対象外なのでご注意ください
対象プラン
・「データプランメリハリ」
・「データプラン50GB+」
・「データ定額50GB+」
・「データ定額50GB」
・「データプランメリハリ」
・「データプランミニフィット」
・「データプラン50GB+」
・「データプランミニ」
・「データプラン1GB(スマホ、ケータイ)」
・「データプラン100MB」
・「データ定額50GB+」
・「データ定額ミニモンスター」
・「データ定額スマホデビュー」
・「データ定額50GB」
※回線のカウント対象は割引対象ではないのでご注意ください
毎月の割引額
「みんな家族割+」の割引額は以下の通りです。
各プランの割引サービスを含めた料金まとめ
「データプラン」と「通話プラン」、割引サービスを含めた料金体系をまとめて表にしてみました。
ぜひプラン選択の参考にしてください。
「データプランメリハリ」と「通話プラン」のまとめ表(メリハリプラン)
個人
4人以上の家族、シェアハウスの同居人で契約の場合(1人当たりの料金)
「データプランミニフィット」と「通話プラン」のまとめ表(ミニフィットプラン)
「基本プラン(音声)」
「基本プラン(音声)」+「準定額オプション+」
「基本プラン(音声)」+「定額オプション+」
「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」のどちらを選べばいいの?
「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」のどちらを選べばいいのか迷ってる方のために、分かりやすい目安を紹介します。
こんな方は「メリハリプラン」がおすすめ
・毎月の利用データ量が1GB以上の方
・1GB未満の月もあるが、5GB超える月も多い方
こんな方は「ミニフィットプラン」がおすすめ
・毎月のデータ量が1GB未満の方
・1GB未満の月が多く、1GB超えても5GBまでに抑えられている方
プラン選択のポイントは「1GBライン」と「5GBライン」を超えるか
毎月1GB未満の方は従量制プランがお得ですし、1GB超える方はメリハリプランが良いです。
もう1つ目のポイントは「5GBライン」です。
「ミニフィットプラン」は5GBを超えると、速度制限がかかります。
つまり、月1GB未満しか使わない月があったとしても、月5GB以上使う事が多い方はメリハリプランの方が速度制限もかからないですし、お得と言えます。
新端末割引サービス 「トクするサポート+」
対象機種を48回払いで購入し、25か月目以降にスマホの返却と同時に新しいスマホ指定の新機種を購入すると、残り24回分の支払いが免除となり、端末価格が「実質半額」になるサービスです。
機種変更せずにスマホ返却のみでもサービスは適用され、その場合はソフトバンクが指定する額のPayPayボーナスが付与されます。
新プログラムは「プログラム料無料」「スマホ返却のみで特典適用」
プログラム料は無料。
他社ユーザーでも利用可能です。
基本的な内容は「トクするサポート」とほぼ変わりませんが、「プログラムが無料になった点」と「スマホ返却すれば、機種変更なしでも特典適用される点(旧プログラムは機種変更が必要だった)」が異なります。
サービス開始日
2020年3月27日
旧プランとの料金比較1 50GBプラン(基本通話プラン)
旧プランとの料金比較をして、新旧プランの違いを検証してみたいと思います。
まずは「50GBプラン」の比較からしてみましょう。
通話プランは「基本プラン」を使います。
比較
旧プランの方が安い
旧プランの方が安い結果となりました。
月額300円ほどの差があります。
理由は割引サービスの違いです。新プランの「半年おトク割」は割引額が同じでも旧プランの割引サービス(1年おトク割)より期間が半年短いために、全体の料金が高めになってしまいました。
ただ、現在ソフトバンクでスマホを利用している方で、「1年おトク割」を受けていた方には「半年おトク割」が適用されませんので、料金は旧プランと変わりません。
旧プランとの料金比較2 50GBプラン(2GB以下しか使わない月があるケース)
利用データ量が2GB以下の月がある場合はどうなのでしょうか?
2年間のうちに月2GB以下が8カ月間あった場合の料金を比較してみましょう。
比較
2GBを下回る月がある場合は新プランの方が安い
わずかに新プランの方が安い結果となりました。
ただ、月2GB以下が3カ月以下の場合は旧プランの方が安い計算となります。
期間限定割引サービス(「1年おトク割」「半年おトク割」)を除いたケースだと、基本料金は同じですが、プラン割(2GB以下の月は1500円割引)があるので、新プランの方がお得度が高いです。
旧プランとの料金比較3 50GBプラン(かけ放題プラン)
「かけ放題プラン」で「データプランメリハリ」を利用する場合はどうなのでしょうか?
比較
新プランはかけ放題の月額料金が値上がりしている(オプションサービスを含むため)
旧プランの方が2年間で1万3200円も安いです。
理由は「かけ放題プランの月額料金」にあります。
旧プランは2480円でしたが、新プランは2780円と300円も値上がりしています。
新しい「かけ放題プラン」には、旧プランに無かったオプションサービスが入っています。
「留守番電話プラス」や「グループ通話」など、個別で加入すると月額800円かかるオプションサービスが「かけ放題プラン」に含まれているため、月額300円値上がりしたという訳です。
オプションサービスが必要ないユーザーにとっては、旧プランの方がお得といえます。
旧プランとの料金比較4 従量制プラン
最後に従量制プランを比較してみましょう。
通話プランは「かけ放題プラン」とします。
比較
通話オプションいらない人は旧プランの方がお得
全体の料金は旧プランの方がお得です。
割引サービス(「1年おトク割」「半年おトク割」)の割引額は同じですが、期間は旧プランの方が長いですし、かけ放題プランの月額料金も旧プランの方が月300円安いです。
今まで「留守番電話プラス」や「割込通話」などが入っている「基本パック(iPhone基本パック、スマートフォン基本パック)」に加入していなかった方で、定額オプション(または準定額オプション)を契約している方は、新プランより旧プラン(ミニモンスター)の方がお得といえます。