ドコモ、au、ソフトバンクの大手3社よりも手頃な料金で使えるワイモバイル。
2021年2月18日には新料金プラン「シンプルS/M/L」がスタート。
そこで今回はワイモバイルの新料金プランを徹底解説します。
一体どんなプラン内容となっているのでしょうか?
基本プランや通話オプション、割引サービスや保証オプション、開催中の割引キャンペーンなど、ソフトバンクとLINEMO(ソフトバンク系新会社)との料金比較を交えながら、ワイモバイルで提供するサービスを詳しく解説します。
表示価格は全て「税込」です。
(2021年6月30日更新)
- 料金プラン1 「シンプルS/M/L」
- 【21年8月からプラン改訂】データ繰り越しが可能に
- 通話オプション 「スーパーだれとでも定額 / だれとでも定額」
- 割引サービス1 「家族割引サービス」
- 割引サービス2 「おうち割 光セット(A)」
- オプション1 「デザリングオプション」
- オプション2 「データ増量オプション」
- オプション3 「子回線専用プラン(シェアプラン)」
- オプション4 「故障安心パックプラス」
- キャンペーン1 「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」
- キャンペーン2 「データ増量無料キャンペーン2」
- 割引やオプションを含めた月額料金まとめ
- ワイモバイルのスマートフォンラインナップ
- 【比較】端末代金を含めた料金
- 比較1 3GBプラン
- 比較2 15GB以上のプラン
- 比較3 20GB以上のプラン
- ワイモバイルでお得に契約する方法
料金プラン1 「シンプルS/M/L」
新料金プランは、「シンプルS / M / L」の3種類。
「シンプルS」は、月額2178円で3GB利用出来るプランです。
「シンプルM」は、月額3278円で15GB利用出来るプランです。
「シンプルL」は、月額4158円で25GB利用出来るプランです。
4Gだけでなく、5Gにも対応。
5Gの追加料金は0円。どちらも料金は変わりません。
通話料は30秒に20円が発生。
基本プランにかけ放題サービスは付いてないので、欲しい方は「通話オプション」を利用しましょう(後述)。
開始時期
2021年2月18日~
「シンプルM / L」は、速度制限後も最大1Mbpsで利用可能
「シンプルM/L」は、データ上限を超えた後でも、データ通信速度が最大1Mbpsで利用可能。
例えば、ソフトバンクの「ミニフィットプラン」や「メリハリプラン」はデータ上限を超えると、128kbpsに低速化します。
128kbpsになると、動画は見れないし、SNSもカクつくし、全然使い物になりません。
一方で、最大1MbpsならSNSは快適に使えますし、YouTubeなどの動画も標準画質なら視聴可能です。
データ繰り越しには対応している?
データ繰り越しには対応していません。
【21年8月からプラン改訂】データ繰り越しが可能に
2021年8月から「シンプルプラン」が改訂され、「データ繰り越し」が可能になります。
これはありがたい!
繰り越し分の使用期限は翌月末までで、繰り越せるデータ容量は上限が設けられる予定です。
「データ繰り越し」以外の内容は以前のプランと同じです。
通話オプション 「スーパーだれとでも定額 / だれとでも定額」
電話をよく利用する方は、通話オプションを選択しましょう。
「スーパーだれとでも定額」は、月額1870円で、時間回数問わず、国内通話かけ放題。
「だれとでも定額」は、月額770円で、1回につき10分以内の国内通話が無料になります。
10分を超える場合は20秒につき30円の通話料が発生。
割引サービス1 「家族割引サービス」
家族やカップルなどで複数の回線を指定料金プランで契約すると、2回線目以降は毎月550~1188円の割引が適用されます。
最大9回線まで割引が適用されます。
ちなみに1人で複数回線を契約する際にも2回線目以降は割引が適用されます。
毎月の割引額
対象料金プラン
家族割引サービスにある「家族」の基準
家族(血縁、婚姻)または同一住所である方がサービスの対象です。
一緒に暮らす家族はもちろんの事、離れて住む親戚や同居中の恋人やシェアハウスの住人も割引が適用されます。
※ サービスを受けるには証明書類を提出する必要がある
割引サービス2 「おうち割 光セット(A)」
「SoftBank Air」または「SoftBank光」に加入していて、かつ対象プランを契約している方は、毎月550円~1188円の割引が適用されます。
割引の対象は主回線だけでなく、全員が対象。
1回線に対して、最大10回線まで割引が適用されます。
4人家族の場合、主回線が対象のネットを契約する事で、合計で最大毎月4752円の割引(1人当たり1188円の割引)が適用される計算です。
毎月の割引額
対象プラン
・シンプルS / M / L
・スマホベーシックプランS / M / R / L
・スマホプラン S / M / R / L
・データベーシックプランL
・データプランL
・Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
オプション1 「デザリングオプション」
デザリングとは、スマートフォンやタブレットをモバイルWiFiルーター代わりに使って、ゲーム機やパソコンなどの機器をネット接続させるサービスです。
「シンプルS/M/L」の契約者は、無料で使えます。
特に申し込みも必要ありません。
オプション2 「データ増量オプション」
月額550円を支払えば、「シンプルS / M / L」の利用データ量を増やす事が出来ます。
「シンプルM/L」なら、550円で3GB増やす事が出来るので、お得です。
各プランの月間データ増量分
21年8月から「データ増量オプション」がパワーアップ!
21年8月から「データ増量オプション」が強化され、増量分がシンプルSは「1GBから2GB」、シンプルMとLは「3GBから5GB」になります!
もちろん料金はそのまま。
お得感が更にアップしたオプションに進化します。
オプション3 「子回線専用プラン(シェアプラン)」
「シンプルプラン」に加入の方が、タブレットなどの別の端末でデータ通信量を分け合える子回線専用のプランです。
最大3枚のUSIMカードが提供され、お持ちのタブレットやSIMフリースマホで使えます。
シェアプランセット割
親回線が「シンプルM/L」に加入している場合、子回線専用プランの料金から月539円割引されます。
月額料金(シェアプランセット割適用)
※ シェアプランセット割適用
オプション4 「故障安心パックプラス」
もちろんスマホの保証サービスも用意されています。
指定機種を購入し、月額料金759円の「故障安心パックプラス」に加入すると、故障や盗難、紛失に対する保証やスマホがウイルス感染した場合の補償、スマホ故障時のデータ復旧など、9つの安心サービスが受けられます。
月額料金
759円
対象サービス
- 故障保証サービス
- 破損保証サービス
- 故障交換サービス
- 水漏れ、全損保証サービス
- 盗難、紛失保証サービス
- 電池パック無料サービス(or 内蔵バッテリー交換修理割引サービス)
- 紛失ケータイ捜索サービス
- セキュリティトラブル補償
- データ復旧支援サービス
キャンペーン1 「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」
現在ワイモバイルでは、60歳以上の方にお得なキャンペーンが開催中です。
「シンプルS/M/L」の加入者で、かつ使用者年齢が60歳以上の場合、国内通話が24時間かけ放題となる「スーパーだれとでも定額」に加入すると、毎月1100円の割引が永年で適用されます。
対象機種の指定はありません。
対象プラン
・シンプルS/M/L
キャンペーン2 「データ増量無料キャンペーン2」
月額550円の「データ増量オプション」に初めて加入した方は、データ増量分が1年間に渡って無料になります。
例えば「シンプルM」の場合、最初の1年間はプラン料金そのままで毎月13GB利用(通常は10GB)出来るという事です。
対象
データ増量分【21年7月まで(予定)】
月間データ量 | |
---|---|
シンプルS | 3GB → 4GB |
シンプルM | 15GB → 18GB |
シンプルL | 25GB → 28GB |
データ増量分【21年8月から(予定)】
月間データ量 | |
---|---|
シンプルS | 3GB → 5GB |
シンプルM | 15GB → 20GB |
シンプルL | 25GB → 30GB |
割引やオプションを含めた月額料金まとめ
ここまでの解説を踏まえて、割引サービスや「データ増量オプション」を含めた月額料金を表でまとめてみました。
ケース1 「家族割」もしくは「ネット割」を使うケース
ケース2 「ケース1」×「かけ放題オプション」
ワイモバイルのスマートフォンラインナップ
2021年6月現在、ワイモバイルでは以下のスマートフォンが販売されています。
ラインナップ(2021年6月時点)
スマートフォンの端末価格
ワイモバイルで販売するスマートフォンの端末価格については、公式オンラインストアでご確認ください。
【比較】端末代金を含めた料金
端末代金を含めた携帯料金がどの程度になるのかデータ別にまとめてみました。
ソフトバンクのプランや21年3月スタートの「LINEMO(ソフトバンク系新キャリア)」との料金を参考に比較してみましょう。
条件設定
比較にあたって、以下の条件を設定しています。
・すべて乗り換え時の料金とする
・「かけ放題なし」と「かけ放題あり(1回5~10分以内の通話無料)」の2パターンで比較する
・端末は「iPhoneSE 64GB」とする
・端末価格はオンラインショップの表示価格で計算する
・オンラインショップの端末割引を適用する
・「LINEMO」はSIMフリー端末の購入を仮定する
・ソフトバンクの端末価格は「トクするサポート+」を適用する
・家族割やネット割は適用しない
比較1 3GBプラン
かけ放題なし
※ ソフトバンクオンラインショップの「web割」は無制限プランが対象なので、ここでは適用していません
かけ放題あり
※ ソフトバンクオンラインショップの「web割」は無制限プランが対象なので、ここでは適用していません
データ量が多く、月額料金は2400円以上も安い
月3GB利用する場合は、ワイモバイルが圧倒的にお得です。
iPhoneSE購入の場合、ワイモバイルの「シンプルS」はソフトバンクの2GBプランよりも月1900円以上も安く利用出来ます。
1回5~10分以内無料のかけ放題オプションを付けるパターンでは、ワイモバイルが月2010円以上もお得になる計算です。
2年間でなんと4万8000円以上もの差が。
しかも1回に対する通話無料時間はワイモバイルの方が5分も長い。
ワイモバイルならネット通信も安定しているので、デメリットも少ないです。
データをあまり使わない方で少しでも携帯料金を節約したいなら、すぐにワイモバイルへの移行をオススメします。
比較2 15GB以上のプラン
かけ放題なし
かけ放題あり
お得度はLINEMOが上だが、契約の手軽さやサポートはワイモバイルが充実してる
月15GBまでの利用なら、ワイモバイルや大手キャリアよりLINEMOがお得です。
ソフトバンクの「ミニフィットプラン」など、大手の従量制プランは上限が5~7GBと設定されており、15GB~20GBのプランは存在しません。
LINEMOなら月20GB使えますし、大手の従量制プランで5~7GB使うより圧倒的にお得です。
また、ワイモバイルの「シンプルM」と比べても、月5GBも多く、LINEも使い放題ですし、料金も安いです。
ただ、LINEMOは「店頭でのサポート」や「キャリアメール」が無く、現時点でスマホとのセット販売は予定しておりません。
また、契約はオンライン限定です。
一方、ワイモバイルは実店舗があって、スマホも一緒に買えますし、キャリアメールも用意されています。
加えて「家族割」や「おうち割 光セット割」の対象なら「LINEMO」より料金が安くなります。
「店頭でのサポートやキャリアメールを求める方」や「割引サービス対象の方」はワイモバイルがオススメです。
何を優先するのか決めてから最適なプランを選択しましょう。
比較3 20GB以上のプラン
かけ放題なし
かけ放題あり
ネット契約なら「LINEMO」、実店舗での契約ならワイモバイル
「月20GBであれば十分!」という方。
ネット契約なら「LINEMO」、実店舗ならワイモバイルがベストです。
「LINEMO」で別途SIMフリー端末を用意すると仮定した場合、かけ放題アリならワイモバイル「シンプルL」よりも月1300円以上安く使えます。
しかも「LINE使い放題」も付いてきます!
ただ先ほど述べた通り、実店舗はありませんし、割引サービスやキャリアメールも無いです。
スマホとのセット販売はまだ未定なので、SIMフリー端末を自分で用意する必要があります。
実店舗で契約したい方や割引サービスを活用したい方は、ワイモバイルを選択しましょう。
料金面は「LINEMO」に劣りますが、端末をセットで購入できるので、スマホを使うまでの手続きがシンプル。キャリアメールもありますし、サポート体制も充実しています。
「シンプルL」ならデータ量も5GB多いですね。
また、「家族割」や「おうち割 光セット」を使えば月550円が割引されます。
「だれとでも定額」が他のソフトバンク系に比べて、1回の無料通話時間が5分長い点も魅力的。
「20GB~25GBじゃ全然足りない!」という方はソフトバンクの「メリハリ無制限」など、大手の無制限プランを選びましょう。
ワイモバイルでお得に契約する方法
正規代理店「ワイステーション」で、現金キャッシュバックをゲットしよう
新規契約や他社からの乗り換えでワイモバイルを契約する方は、ワイモバイルの正規代理店「ワイステーション」がオススメ。
一番の魅力は、「最大で現金2万円のキャッシュバック」がゲット出来ること。
また、機種代金からの割引にも対応。割引額は最大2万2000円。現金キャッシュバックで受け取るよりお得ですね。
有料オプションへの加入条件も無いですし、口座への振込手数料も無料!
webでの申込だけでなく、電話での申込も受け付けているので、ネットでの申込に不安のある方も安心して契約出来ます。
キャッシュバック金額
※1 ソフトバンクからの移行はプランに関係なく一律5000円です
代理店では契約を取るごとに携帯会社から「販売奨励金」が与えられます。販売奨励金(インセンティブ)とは、より多く携帯を販売する事を目的に、携帯会社が代理店に支払うお金のこと。
契約数が増えれば増えるほど販売奨励金がもらえて、端末によっては大きなインセンティブが与えられます。
そのため、現金キャッシュバックが提供できるというワケです。
また、実店舗より郵送での契約が中心のため、それほど人件費をかけずに運営できる点も理由の1つです。
「キャッシュバックキャンペーンの詳細」や「キャッシュバックが提供できる理由」、「申し込み方法」など、より詳しい情報はショップの解説記事をご覧ください。
公式オンラインショップでの契約
公式オンラインショップでの契約なら、場合によってはワイステーションよりお得にスマホが買えます。
例えば、新規または乗り換えで「iPhoneSE 64GB」を購入する場合、プランに関係なく2万1600円の端末割引が適用されます。
月3GBの「シンプルS」でも2万1600円の割引が適用されるので、「ワイステーション」のキャッシュバック金額(「シンプルS」は5000円のキャッシュバック)よりお得な計算。
ワイステーションより特典内容がお得な方は、ぜひこちらを利用しましょう。
オンラインショップの詳しい利用方法については、「ワイモバイルオンラインストア利用ガイド記事」をご覧ください。