去年iPhone6sがリリースされました。そろそろスマホを買い替えようと考えている方の中で、iPhone6sの購入を検討している方も多いと思います。ここで思い浮かぶことが1つ。それは「iPhone6sを格安SIMで使うとお得なのか?」という疑問です。そこで今回は、私が利用しているOCNモバイルONEでiPhone6sを利用するのはお得なのか調べてみました。
そもそもiPhone6sってOCNモバイルONEでも使えるの?
利用が可能です。公式HPで調べたところ、SIMフリーとドコモ製共に利用できることが分かりました。
SIMフリーのiPhone6sは、アップルの公式ストアで入手可能です。
OCNモバイルONEにしたら安くなるの?
iPhone6sにOCNモバイルONEを導入したら、果たして料金は安くなるのでしょうか?2つのパターンを設定し、他のケースと比較してみました。
ケース1 ネットも電話もあまりしない方の場合
設定
OCNの利用とドコモに機種変、乗り換え比較
上の条件に従って、「ドコモからOCNモバイルONEに乗り換え」「ドコモからドコモ(機種変更)」「ドコモからauに乗り換え」という3つのパターンで、2年間利用した場合の料金を調べてみました。ちなみにドコモとauはiPhone6sの契約することで、最大13か月間1GB分のデータ量プレゼントの特典がありますので、2GBのデータプランとしています。こちらが調査結果を示した表です。
この3つの中で最も安かったのは「ドコモからOCNモバイルONE」という結果に。赤線で囲まれている部分は携帯プランの内容と、そのプランを2年間利用した場合の合計金額を示しています(OCNの3GBコースは1800円×24か月=4万3200円)。格安SIMの場合、端末代金の割引はありませんが、その分毎月の料金が安いです。三大キャリアと比べると、10万円以上の差が。違約金や初期工事費、MNP手数料はかかりますが、それでも十分安い料金に抑えることが可能です。
しかし、注意点が1つ。この表のOCNモバイルONEには通話代が入っていません。もし長電話をした場合、OCNの方が高額になってしまうリスクもありますので、電話をよく利用する方は、大手キャリアの利用をおすすめします。
では、格安SIMより三大キャリアの方が安くなることはあるのでしょうか?
OCNモバイルONEを利用するより三大キャリアの方が安いことがある!
※1 ドコモにチェンジ割とは他社からドコモへ乗り換えた場合に受けられる割引制度です。割引の受付は2016年1月31日(日)までとなっていますので、ご注意ください。
ドコモへの乗り換えを行った場合、端末代金が実質0円となります。また「ドコモにチェンジ割」があるので、大幅な割引が可能です。加えて、OCNモバイルONEは通話代を入れてませんので、電話を利用するとさらに料金が高くなります。この点を踏まえると、「ドコモへの乗り換え」はOCNモバイルONEより圧倒的にお得になります。
実質0円とは
毎月の割引額(ドコモなら「月々サポート」)と端末代金を相殺した結果、2年間利用し続けることで0円になるシステム。つまり、2年間利用しなければ端末代金は0円になりません。
ケース2 電話はあまりしないが、ネットはたくさん利用する学生の場合
設定
・学生(25歳以下)
・月々のデータ使用量は8GB(いつも通信制限にかかってしまう)
・電話はLINEなど無料電話が中心
・iPhone6s(64GB)を購入予定
・現在、ドコモのスマホを利用中
・2年契約の途中
結果
ケース2もケース1と同じく、「ドコモからOCN」「ドコモのままで機種変更」「ドコモからau」の3つで料金比較を行いました。その結果がこちらです。
※2 iPhoneを購入すると、最大13か月間毎月1GBのボーナスパケットが付きます。よって14か月目からはGB数がそれぞれ1GB減少します。
ドコモ、auの学割制度については、こちらの解説記事を参考にして頂ければと思います
どのパターンでも料金の差はほとんどなし
最も安かったのは「ドコモからauへの乗り換え」ですが、3つの間に差はほとんどありませんでした。しかし、先ほどと同様に、OCNは通話代が入っていません。電話の利用頻度によっては、高額な料金がかかってしまう可能性があります。ネットをたくさん利用する25歳以下の方は、三大キャリアの方がお得だといえそうです。
でiPhone6sとOCNモバイルONEの相性はどうなの?
ここまでの説明から分かる通り、iPhone6sでOCNモバイルONEを利用するのはあまりメリットが大きくないようです。あるとしたら2年契約の縛りがなく、解約金を支払う必要がない点ぐらいでしょうか。確かに機種変更よりは大幅に安くなりますが、それであれば他の三大キャリアに乗り換えた方がお得です(学生ならばもっとお得)。
格安SIMでiPhone6sを安く運用するために必要なこと
ネックなのは、やはり端末代金。公式ストアで購入すると、10万円近くかかってしまいます。
格安SIMをお得に使うためには、端末代金を抑える必要があります。そうなると、端末代金の高いiPhone6sは、格安SIMに向いていないことになります。6sを安く運用したいという方は、まず端末を安い値段で手に入れることを考えましょう。中古の販売サイトを見た所、16GBが6万円代、64GBが7万円代で販売されていました。この値段なら、三大キャリアよりOCNモバイルONE(または他の格安SIM)の方が安く運用することが可能です。またデータ量が少ない格安SIMやOCNより価格の安い格安SIMを利用すれば、さらに安い料金で使うことが出来ます。
もう一つ意識してほしいのが電話やネットの利用度です。なるべくデータ使用量や通話時間を抑えましょう。そのためにはWIFIやLINEなどの無料電話をうまく活用することが大切です。今の環境をよく考えた上で、最適なプランを見つけましょう。
おさらい iPhone6sを三大キャリアより、お得に運用するための条件
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OCNモバイルONEのレビュー