2020年2月から新端末購入補助サービス「かえトクプログラム」スタート!
auでは、2019年11月1日に新サービス「アップグレードプログラムNX」がスタートします。
10月に開始した「アップグレードプログラムDX」は、総務省の指導もあって、たった1カ月間で終了となりました。
この記事では「アップグレードプログラムNX」の仕組みや「途中解約した場合の支払い内容」、「サービスのメリットとデメリット」について詳しく解説し、最後に「アップグレードプログラムDX」やEXとの違いを徹底比較したいと思います。
(2019年11月3日更新)
- アップグレードプログラムNXとは
- 月額プログラム料
- 開始時期
- 対象機種
- アップグレードプログラムNXの仕組み(図解)
- 加入条件と適用条件
- 注目ポイント1 「次回もauでの機種変更」という条件がついに撤廃
- 注目ポイント2 他社ユーザーは利用できない
- スマホを返却せずに、サービスを解約した場合はどうなる?
- 「アップグレードプログラムNX」の注意点1 機種変更時期が遅いと実質価格が高くなる
- 注意点2 端末が故障している場合は、2万2000円の追加料金が発生する
- 2019年10月31日をもって「アップグレードプログラムDX」の新規受付が終了
- 「アップグレードプログラムNX」のメリット、デメリットまとめ
- 【比較】アップグレードプログラムEX、DXとの違い
アップグレードプログラムNXとは
端末代金が最大3割程度安くなるサービスです。
機種代金を36か月払いにして、スマホの返却を条件にすることで、最大12か月分の端末代金の支払が不要となります。
つまり、端末代金が定価と比べて、実質3分の2程度の価格になります。
仕組みはドコモの「スマホおかえしプログラム」と全く同じ。
「アップグレードプログラムNX」を利用するには、auとの回線契約が条件となっています。
また、「アップグレードプログラムDX」とは違い、auと回線契約していない他社ユーザーは利用出来ません。
月額プログラム料
無料
開始時期
2019年11月1日~
端末の回収は2020年夏頃から開始
端末の回収受付は2020円夏頃から開始の予定です。
対象機種
対象機種は2019年11月3日現在の情報です。
「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」
「iPhone XR」「iPhone XS」「iPhone XS Max」
「Galaxy Note10+」「Xperia 5」「Xperia 8」
「Galaxy S10+」「Galaxy S10」「Xperia 1」
「AQUOS R3」「TORQUE-G04」
アップグレードプログラムNXの仕組み(図解)
サービスの仕組みについて、図を使って解説します。
端末価格が10万8000円の場合
例えば、24カ月でスマホを返却する場合、残り12回分の支払い(3万6000円)が不要になるので、実質価格は7万2000円となります。
定価より3万6000円もお得な計算です。
旧サービスとは違い、プログラム料も無料なので、シンプルで分かりやすい仕組みですね。
なんと2カ月で買い替える事も可能
なんと2か月目以降であれば、2年待たなくても新しいスマホを購入する事が出来ます。
その場合はどうなるのでしょうか?
定価10万8000円のスマホを2か月目に新しいスマホに機種変更する場合
2カ月目にスマホを返却した後も、24か月目までは3000円の端末代金を毎月支払います。
24カ月分を支払った後は、残り12か月分の端末代金の支払いが免除されます。
実質価格は通常利用と同じく、7万2000円となります。
2020年夏まではスマホの返却を受け付けていない
2カ月目以降でスマホの返却可能ということですが、スマホの返却受付は2020年夏頃に開始予定ということなので、サービス開始直後に「アップグレードプログラムNX」に加入した方は、少なくとも半年くらいは端末を返却出来ませんのでご注意ください。
加入条件と適用条件
このアップグレードプログラムNXの「加入条件」と「適用条件」は以下の通りです。
加入条件
対象機種を分割払い(36回払い)で購入し、同時に「アップグレードプログラムNX」に加入すること
適用条件
注目ポイント1 「次回もauでの機種変更」という条件がついに撤廃
新サービスの一番のポイントは、「次回の機種変更時もau指定のスマホを購入すること」という特典条件が撤廃された事です。
今までの「アップグレードプログラム(EX / DX)」は、「次回も同プログラムを使う事」もしくは「次回もau指定のスマホに機種変更する事(DX)」がサービス適用の条件に入っていて、実質的なau縛りじゃないかと批判を受けていました。
今回、総務省の指摘を受けたことで、あの厳しい条件がついに撤廃される運びとなりました。
つまり、サービスの利用途中で他社へ乗り換えたユーザー(au回線を解約したユーザー)でも、購入したスマホをauに返却すれば、支払いの免除サービスを受ける事が出来ます。
条件が緩和された事で、私たち利用者にとっては、これまで以上に利用しやすくなりました。
注目ポイント2 他社ユーザーは利用できない
「アップグレードプログラムNX」は、auの回線契約者が対象です。
2019年10月まで提供されていた「アップグレードプログラムDX」は、au以外のユーザーも利用可能でしたが、今回のサービスは他社ユーザーが対象外となっています。
この点はドコモの「スマホおかえしプログラム」と同じで、足並みを揃えた形といえます。
サービス対象者が制限されてしまった点は、非常に残念です。
スマホを返却せずに、サービスを解約した場合はどうなる?
他社へ乗り換えても、スマホをauに返却すれば、支払い免除のサービスは受けられます。
では、スマホを返却せずにサービスを途中解約した場合は、どうなるでしょうか?
例えば、24カ月で特典を利用せずに途中解約した場合、残り12回分の支払いも必要になるので、定価の10万8000円を全額支払わなくてはいけません。
「アップグレードプログラムNX」の注意点1 機種変更時期が遅いと実質価格が高くなる
「アップグレードプログラムNX」は、スマホ返却のタイミングが24カ月を超えると、1カ月ごとに実質価格が高くなる仕組みです。
スマホをauに返却しない限り、36か月目までは端末代金を支払い続けることになります。
スマホを返却して初めて、最大12か月分の支払い免除が適用されます。
図を使って具体的に解説しましょう。
端末(10万8000円)を2年6か月目に機種変更した場合
実質価格の比較
2年でスマホを返却した方が2年5か月間の場合より、1万5000円もお得です。
逆に言えば、1万円以上高くなる分、5カ月間長く使えます。
注意点2 端末が故障している場合は、2万2000円の追加料金が発生する
スマホをauに返還する際、端末が故障もしくは破損している場合は、故障時利用料として2万2000円の追加料金を支払う必要があります。
ただし、auの保証サービスに加入していると、金額が安く済みます。
故障、破損の具体的な例
・電話機本体や液晶に破損や割れがある
・電源が入らない
・充電ができない
・メーカー指定箇所の水漏れシールに水漏れ反応がある
保証サービスに加入していると、金額が安く済む
iPhone向け「故障紛失サポート with AppleCare Service & iCloudストレージ」、Android向け「故障紛失サポート」に加入の方は、故障時利用料の金額が安くなります。
万が一に備えて、保証サービスの加入をオススメします。
故障時利用料が発生した場合の金額は以下の通りです。
サポート加入なし
2万2000円(不課税)
「故障紛失サポート with AppleCare Services &iCloudストレージ」に加入の場合
画面割れ:3740円(不課税)
それ以外:1万2980円(不課税)
「故障紛失サポート」に加入の場合
2200円(不課税)
2019年10月31日をもって「アップグレードプログラムDX」の新規受付が終了
2019年10月1日からスタートした「アップグレードプログラムDX」は、2019年10月31日をもって新規の受付を終了します。
なんと開始から、たった1カ月で終了する運びとなりました。
もうこれ以上頻繁に変わる事がないようにして欲しいですね。
「アップグレードプログラムNX」のメリット、デメリットまとめ
アップグレードプログラムNXのメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
・最新機種が安くなる
・適用条件が「スマホ返却」だけなので、非常にシンプルで分かりやすい
・サービス加入後に他社へ乗り換えても(au回線を解約した後でも)、支払い免除の特典が受けられる
・月額プログラム料が無料
デメリット
【比較】アップグレードプログラムEX、DXとの違い
新サービス「アップグレードプログラムNX」と旧端末割引サービスの「アップグレードプログラムEX / DX」との違いは、どこにあるのでしょうか?
表にまとめて比較してみました。
変更点が多い今回のサービス
「スマホを返却する代わりに、一定期間の支払いが免除になる点」は、旧サービスと変わりません。
旧サービスと異なる点は5つ。
最大免除額が減少した
アップグレードプログラムEXやDXに比べて最大で受けられる免除額が少なくなりました。
旧サービスは最大で半額(厳密にいうと、プログラム料があるので半額ではない)になりましたが、今回のアップグレードプログラムNXは最大で定価の約33%OFFとなっています。
プログラム料が無料になった
新サービスはプログラム料が無料です。
これまでは月額390円のプログラム料を24回分(計9360円)支払う必要がありましたが、その負担は解消されました。
最大免除額は少ないですが、9360円のプログラム料はゼロになります。
「au縛り」と批判されていた「サービスを受けるには、次回もau指定機種へ機種変更する事」という厳しい条件が撤廃されて、今回からスマホを返却するだけで支払い免除の特典が受けられるようになりました。
旧サービスとは違い、途中で他社へ乗り換えても免除が受けられるので、今まで以上に使いやすくなったと評価出来ます。
故障時利用料が最大2万2000円かかる
「アップグレードプログラムDX」に引き続き、故障時利用料は最大2万2000円発生します。
アップグレードプログラムEXの時より2000円負担額が大きいので、EXの利用者がご注意ください。
他社ユーザーが利用出来なくなった
「アップグレードプログラムDX」とは違い、au以外のユーザーは利用出来ません。
この点は2個前のサービス「アップグレードプログラムEX」と同じです。