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ソフトバンク「半額サポート+」徹底解説!「半額サポート」との違いとは?

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2019年9月13日に、ソフトバンクで端末割引の新サービス「半額サポートプラス」が開始しました。

「端末代金が最大半額」、「他社ユーザーの利用可能」などが大きな特徴である「半額サポート+」。

サービスの具体的な仕組みや「半額サポート」との違い、半額サポートプラスの「デメリット」と「メリット」、SIMロックの問題などについて、詳しく解説したいと思います。

最新情報

「半額サポート+」は、2019年10月10日に「トクするサポート」へ名前が変更となります。

サービスの内容は同じです。

2019年10月2日更新)

半額サポート+(半額サポートプラス)

「半額サポート+」とは、端末代金が最大半額になるサービスです。

機種代金を48か月払いにして適用条件を満たすことで、25か月目以降(残り24回分)の端末代金の支払が不要となります。つまり、端末代金が実質ほぼ半額になります。

基本的なサービス内容は「半額サポート」と同じです。

「半額サポートプラス」を利用するには、プログラム料の支払い(390円×24カ月)が必要です。

サービス開始日

2019年9月13日

プログラム料

月額390円(24カ月間)

「半額サポート+」の仕組み(図解)

具体的に図を使って解説します。

iPhone XR 64GB(端末価格10万6560円)」で「半額サポート+」を利用し、25か月目で新しいスマホに機種変更するケースを例としましょう。

半額サポート+ ソフトバンク 図解

まず最初の2年間は、毎月2220円の機種代金と390円のプログラム料を支払います。

そして、25か月目に正常に動作する「iPhone XR」を返却し、新しいスマホに機種変更した場合、「iPhoneXR」の残り24か月分の支払い分5万3280円が免除されます。

つまり、「iPhone XR」の実質価格は6万2640円(5万3280円+プログラム料9360円)となります。

端末代金自体は半額ですが、24か月分のプログラム料9360円が加算されるので、実質「ほぼ半額」と言えます。

1年買い替えオプション

「半額サポート+」では、購入したスマホを1年(13か月目以降)で買い替える事も可能です。

その場合は買い替えた時点で24か月目までの端末代金とプログラム料を一括で支払う必要があります。

例えば、「iPhoneXR 64GB」を購入し、13か月目に新しいスマホに機種変更するとしましょう。

ソフトバンク 半額サポート+ 1年買い替えオプション

13か月目に機種変更する場合は、その月に、残り12か月分の端末代金とプログラム料を一括で支払えば、残り24回分の支払いが不要になります。

「半額サポート+」の加入条件と適用条件

「半額サポート+」の加入条件と特典の適用条件は以下の通りです。

加入条件

加入条件

・対象機種を48回払いで購入すること

スマホ購入時点で、「半額サポート+」を申し込むこと

サービス適用条件

支払いの免除を受けるには、プログラム加入から25か月目以降にすべての条件を満たす必要があります。

適用条件

ソフトバンクもしくはソフトバンク取扱店で、一括または複数回払いの方法により、ソフトバンク指定機種を購入すること

・購入時点で、旧機種の電話番号もしくは機種契約番号をソフトバンクに申告の上、指定の方法でにより、「半額サポート+」の利用を申し込むこと

・新機種の購入日を含む月の翌月末までに、ソフトバンクへ旧スマホを返却し、査定完了させること

・新機種購入の時点で「半額サポート+」を解約、解除、終了していないこと

・プログラム利用料、その他ソフトバンクに負担する債務の支払いを怠っていないこと

・24か月分のプログラム料(390円×24カ月)を全額支払うこと

新サービスの注目ポイント 他社ユーザーも利用できる

「半額サポート+」は、ソフトバンクのプラン(回線)と契約していない他社のユーザーも利用可能です。

大手キャリアではこれまで「回線契約+端末」のセット販売が常識でしたが、ついに他社ユーザーが回線契約なしで「スマホ単体」を購入出来るようになりました!

ドコモやauなどの大手キャリアユーザーや、楽天モバイルLINEモバイルといった格安SIMユーザーもソフトバンクスマホを購入して、「半額サポート+」が使えます。

注意

スマホにはSIMロックがかけられています。そして購入から最初の100日間は、基本的にロックの解除に対応していません(例外あり)。

つまり、最初の100日間はソフトバンク回線のSIMカードしかネット通信が利用出来ませんソフトバンク回線の格安SIMは利用可能ですし、WiFi環境下でも使える)。

ただし、ある条件をクリアすれば、ソフトバンク以外のユーザーのみ100日以内のSIMロック解除が可能です。

詳しくは後ほど解説します。

格安SIMユーザーが「Xperia」や「Galaxy」を使えるようになる!

格安SIMMVNO)のユーザーにとっては、メリットがあるサービスといえます。

現在、「Xperia 1」や「Galaxy S10」といったスマホは、大手キャリアでしか販売されていません(中古なら入手可能)。

今まで格安SIMユーザーが上記のスマホを入手するには、「中古スマホ売店での購入」か「海外版SIMフリーの購入」しか方法がありませんでした。

しかし、ソフトバンクが今回スマホ単体での開始した事で、格安SIMユーザーも「Xperia 1」などのハイエンドスマホを新品で利用できるようになりました。

格安SIMユーザーが最新iPhoneを安く買える

iPhone」はアップルがSIMフリー端末を販売しているので、今まで格安SIMユーザーも最新機種を入手する事は可能でした。

ただ、「iPhoneSIMフリー版は大手キャリアの実質価格(端末補助サービスを利用した場合)に比べると、端末価格が2倍ほど高く、なかなか手が出せないユーザーもいたと思います。

今回他社ユーザーも「半額サポート+」の利用が可能になった事で、格安SIMユーザーが安くiPhoneを入手できるようになりました。

アップルで旧機種を下取りして新品を購入するよりお得です。

例えば、「iPhoneXS 64GB」の場合、SIMフリー版は8万4800円(税別)かかる一方で、ソフトバンクで「半額サポート+」を利用すると約4万9333円(税別)で購入出来ます。SIMフリー版より遥かに安いです(スマホの返却は必要だが)。

注意点1 「半額サポート+」使うには、次回もソフトバンクスマホを購入する必要がある

「半額サポート+」を利用する方は、忘れてはいけない大きな注意点があります。

それは「サービスを利用する場合、次回のスマホ購入もソフトバンク指定の機種でなければいけない点」です。

半額サポート+ ソフトバンク 条件

例えば25か月目で「iPhoneXR 64GB(定価10万6560円)」を返却して新しいスマホを購入する際に、他社指定のスマホSIMフリースマホを購入した場合は、ソフトバンク指定のスマホではないので、サービスの適用条件を満たさない事になります。

したがって、特典が利用できないので、結局「定価での支払い(10万6560円)」が必要となります。

このように適用条件を破ると、サービス適用時の2倍の端末代金が発生するのでご注意ください。

注意点2 故障したスマホを返却すると、2万円の罰金がかかる

返却したスマホが査定の基準を満たさないと、2万円(不課税)の追加料金を支払う必要があります。

査定基準を満たさないケース

以下のケースは査定基準を満たしません

・電源が入らない

・ガラスや本体が破損している

・液晶表示が異常

・タッチパネルが動作不良

・本体が変形している

・本体を改造している

基本的には故障したスマホは査定基準を満たさないので、くれぐれもスマホの扱いにはご注意ください。

保証サービスに加入すれば、2000円の追加料金で済む

以下のサービスに加入の方は、査定基準を満たさない場合でも2000円の追加料金だけで済みます。

保証サービス

・あんしん保証パックwith AppleCare Services(機種によって月額料金異なる)

あんしん保証パックwith AppleCare Services

・あんしん保証パックプラス(月額650円)

・あんしん保証パック(月額500円)

注意

「あんしん保証パック」に加入するには、ソフトバンク回線と契約する必要があります。

したがって、他社ユーザーはあんしん保証パックに加入する事が出来ませんので、ご注意ください。

注意点3 購入から100日間はSIMロック制限のため、ソフトバンク回線しか使えない(ただし、即日解除の方法あり)

他社ユーザーが「半額サポート+」を利用して、ソフトバンクスマホを購入するには大きな注意点があります。

それは「スマホ購入から100日間は、SIMロックの解除が出来ない点」です。

つまり、購入から100日間は基本的にソフトバンク回線のSIMカードでしか(もしくはWi-Fi)ネット通信が出来ないということです。

ソフトバンクユーザー以外は即日解除が可能

2019年10月1日から、ソフトバンクの回線契約がない利用者は「クレジットカード払い」で機種を購入すれば、100日以内でもSIMロックの解除が可能となりました。

もちろん即日解除もOKです。

ロックの解除方法を紹介する前に、SIMロックがかかっていると、どんな影響があるのか図を使って解説します。

SIMロック制限のスマホだと、ドコモやau回線のSIMが使えない

半額サポート+ SIMロック 100日制限
例えば、auユーザーがauでは販売していない「Google Pixel 3a」をソフトバンクで購入するとしましょう。

基本的に購入から100日間はSIMロックの解除が出来ないので、auSIMカードを挿入してもネット閲覧やアプリが利用出来ません(Wi-Fi環境下なら使える)。

ただし先ほど説明した通り、ドコモ回線やau回線のユーザー(格安SIMを含む)は、スマホ購入から100日以内でもSIMロック解除が可能です。

スマホ購入から100日以内にSIMロックを解除する方法

100日以内にSIMロックを解除する方法は簡単。

支払い方法を「クレジットカード払い」にするだけです。

今後はauの「アップグレードプログラムDX」のSIMロック解除方法と同じく、「デポジット制(預り金制度)」が導入される予定なので、詳細決まり次第、解説します。

対象

ソフトバンクの回線契約を結んでいないユーザー

(ドコモ、au、ワイモバイル、ドコモとau回線などの格安SIMユーザー)

受付店舗

ソフトバンクショップ

【注意】ワイモバイルユーザーはソフトバンク回線じゃない

ソフトバンクのサブブランドにあたる「ワイモバイル」は、ソフトバンク回線ではありません。独自の回線を持っています。

「ワイモバイルSIM」でソフトバンクスマホを使う場合は、クレジットカード払いにしてSIMロックを即日解除しましょう。

旧サービス「半額サポート」との違い

新サービス「半額サポートプラス」と旧サービス「半額サポート」との違いを表でまとめてみました。

半額サポート+ 半額サポート 違い

違いは「プログラム料」と「他社ユーザー利用」にあります。

違い1 プログラム料が有料になった

残念ながら、既存ユーザーにとって今回のサービスは改悪だと言えます。

なぜなら「プログラム料」が無料から有料(月額390円×24カ月)へ変更となってしまったから。既存ユーザーにとって、他の目立った変更点はありません。

総額9360円の負担です。正直、1万円は大きい。

出来ればこれまで通り、無料のままにしてほしかったです。

違い2 他社ユーザーがスマホ単体で購入できるようになった

今まで、ソフトバンクスマホを購入するには、回線契約とセットで購入する必要があり、他社のユーザーがソフトバンクスマホを購入することは出来ませんでした。

今回のサービスから回線契約の条件がなくなり、スマホ単体での購入」が可能になりました。

つまり、他社ユーザーでもソフトバンクスマホが入手できるという事です。

特に格安SIMを利用するユーザーには、メリットが大きいといえます。

「半額サポート+」の特徴をまとめてみた

最後におさらいです。

半額サポート+で知っておくべきポイントをリストで並べてみました。

「半額サポート+」の特徴

・48回払いで25か月目以降にスマホを返却すると、残りの支払い分が免除される(実質半額)

・サービスの利用には月額390円のプログラム料が必要(24回分)

・プログラム料が加算されるので、実際に支払う端末代金は「ほぼ半額」

・条件を満たさない場合は、支払い免除がなくなる

・他社ユーザーも利用できる

・査定基準を満たさないと、最大2万円の罰金がある

・基本的にスマホ購入から100日間はSIMロックが解除できないため、最初の100日間は「ソフトバンク回線(ソフトバンクソフトバンク回線のMVNO)」もしくは「WiFi環境下」でしか使えない

ソフトバンク以外のユーザーは、スマホ購入の支払い方法を「クレジットカード払い」にすれば、100日以内でもSIMロックの解除が可能