2019年11月にau、12月にドコモ、ソフトバンクが学割サービスを発表し、これで大手3社による2019年から2020年にかけての学割サービスは全て開始となりました。
この記事では、ドコモ、au、ソフトバンクが提供する学割サービスの「毎月の割引額」や「期間」「条件」などのサービス内容を詳しく解説します。
また、学割の内容を比較し、サービスの充実度を検証したいと思います。
(2019年1月8日更新)
- ドコモ「ドコモの学割」
- au「auの学割」
- ソフトバンク「SoftBank学割」
- ドコモ、au、ソフトバンクの学割比較まとめ表
- 割引額が大きいからと言って、料金が1番お得とは限らない
- データ量別の学割プラン比較記事はこちら
ドコモ「ドコモの学割」
2019年12月1日から「ドコモの学割」がスタートしました。
新規や他社からの乗り換えで条件を満たす方は、最大で毎月1500円の割引が1年間に渡って適用されるサービスです。
25歳以下の方なら誰でも加入できます。
期間
2019年12月1日~2019年5月31日
毎月の割引額
毎月の割引額は以下の通り。
割引期間は1年間です。
プラン名 | 毎月の割引額 | 1年間の割引額 |
---|---|---|
ギガライト | -1000円 | -1万2000円 |
ギガホ | -1500円 | -1万8000円 |
「ギガライト」は1年間で合計1万2000円、「ギガホ」は1年間で合計1万8000円お得になる計算です。
条件1 対象者
条件2 対象年齢(何歳まで?)
対象年齢は25歳以下の方(申し込み時点)です。
「学割」サービスですが、25歳以下なら学校に通っていない方も対象です。
学割を申し込んだ時の年齢が25歳であれば、誰でも学割が適用されます。
割引期間中に26歳になっても、サービスは継続されるのでご安心ください。
条件3 対象プラン
・「ギガホ」
・「ギガライト」
※ 2年契約の有無は問いません
「ドコモの学割」はプランに対して割引が適用されるのであって、「iPhone」などの端末が安くなるわけじゃありません。
「ドコモの学割」と併用できないサービス
「ドコモの学割」の注意点をまとめてみました。
au「auの学割」
大手3社の中で一早く学割サービスを開始したのがau。
「auの学割」は新規契約(MNPを含む)や機種変更の際に、対象プランに加入すると、最大で毎月2400円が割引されます。
期間
2019年11月1日~未定
15歳以下向けの「新auピタットプラン」の学割のみ
2020年1月10日~
毎月の割引額
毎月の割引額は以下の通り。
割引期間は「auデータMAXプラン(Netflixパック、Pro)」「新auピタットプラン」が1年間、それ以外は6カ月間です。
プラン名 | 毎月の割引額 | 6カ月間の割引額 |
---|---|---|
auフラットプラン 7プラスN |
-500円 | -3000円 |
auフラットプラン20N (シンプル) |
-1020円 | -6120円 |
auフラットプラン25N Netflixパック(シンプル) |
-1020円 | -6120円 |
1年間の割引が適用される学割プラン
プラン名 | 毎月の割引額 | 1年間の割引額 |
---|---|---|
新auピタットプラン | -1000円 | -1万2000円 |
auデータMAXプラン Netflixパック |
-2400円 | -2万8800円 |
auデータMAXプランPro | -2400円 | -2万8800円 |
「auデータMAXプラン(Netflixパック、Peo)」を契約した方は、合計2万8800円の割引が適用されます。
データプレゼント(新auピタットプラン向け)
「新auピタットプラン」の学割(15歳以下)は、「毎月データ1GBのプレゼント」があります。
期間は1年間です。
条件1 対象者
・新規契約
・他社からの乗り換え
・機種変更
条件2 対象年齢(何歳まで?)
割引の対象年齢は以下の通りです。
「学割」サービスですが、25歳以下なら学校に通っていない方も対象です。
学割を申し込んだ時の年齢が25歳であれば、誰でも学割が適用されます。
割引期間中に26歳になっても、サービスは継続されるのでご安心ください。
16歳以上の方で、「新auピタットプランN」を契約している方や、これから契約する方は、学割の対象外です。
条件3 対象プラン
対象機種
対象機種の指定は特にありません。
「auの学割」と併用できないサービス
「auの学割」と併用出来ないサービスは以下の通りです。
2020年1月9日まで「auの学割U15先行受付キャンペーン」開催中
2020年1月10日から始まる「新auピタットプラン」の学割サービスに先立ち、現在「auの学割U15先行受付キャンペーン」が開催中です。
15歳以下のユーザーが新規契約もしくは機種変更で「新auピタットプラン」に加入すると、2020年1月の利用料金から1000円が割り引かれます。
対象ユーザーは2020年2月から自動的に「auの学割」が適用されます。
ソフトバンク「SoftBank学割」
2019年12月6日から「SoftBank学割」がスタートしました。
「SoftBank学割(割引)」では、「ミニモンスター」または「ウルトラギガモンスター+」を契約すると、基本通話プラン(基本プラン【音声】)が6カ月間無料となります。
また、「ウルトラギガモンスター+」契約者は、1年間に渡って「データ無制限(SoftBank学割【ギガ使い放題】)」で利用出来ます。
その他にも「スマホデビュープラン」向けの学割や「ソフトバンクでんき」契約者を対象とした学割サービスも用意されています。
期間
2019年12月6日~2020年6月1日
サービス内容(SoftBank学割【割引】)
毎月の割引額は以下の通り。
割引期間は6カ月間です。
プラン名 | 毎月の割引額 | 6カ月間の割引額 |
---|---|---|
ウルトラギガモンスター+ | -980円 | -5880円 |
ミニモンスター | -980円 | -5880円 |
「ウルトラギガモンスター+」も「ミニモンスター」も共に、6カ月間で合計5880円お得になる計算です。
その他のサービス内容(SoftBank学割【ギガ使い放題、追加1GB、でんき】)
割引期間は「ギガ使い放題」が1年間、「追加1GB」と「でんき」は6カ月間です。
「ギガ使い放題」
データ通信量を消費する事なく、全てのデータ通信が使い放題
※ 1度に大量のデータ通信を利用する場合は、速度制限になる可能性があります。
「追加1GB」
1GB分の追加データ購入が無料となる
「でんき」
北陸、九州:毎月1000円の割引
北陸、九州以外:「おうちでんき」利用料の10%相当を携帯利用料から割引
条件1 対象者
SoftBank学割(割引、ギガ使い放題、でんき)
・新規契約
・他社からの乗り換え
・機種変更
・3G回線からの契約変更
SoftBank学割(追加1GB)
・新規契約
・他社からの乗り換え(※1)
・機種変更(※2)
※1 電話番号を表示できる他社のケータイ、PHSまたはキッズ向けケータイを利用しているユーザーが対象です
※2 ソフトバンクのケータイ、みまもりケータイ、あんしんファミリーケータイのいずれかを利用中のユーザーが対象です
条件2 対象年齢(何歳まで?)
「学割」サービスですが、22歳以下なら学校に通っていない方も対象です。
他社の学割サービスは25歳以下が対象ですが、ソフトバンクは「SoftBank学割(割引、ギガ使い放題、でんき)」が5~22歳以下、「SoftBank学割(追加1GB)」が5~15歳以下なので、ご注意ください。
条件3 対象プラン
対象プランは以下の通りです。
SoftBank学割(割引)
・「ウルトラギガモンスター+」
・「ミニモンスター」
SoftBank学割(ギガ使い放題)
・「ウルトラギガモンスター+」
SoftBank学割(追加1GB)
・「スマホデビュープラン」
・「ケータイ1GBプラン」
SoftBank学割(でんき)
・「おうち割 でんきセット(M)」
「SoftBank学割」と併用できないサービス
「SoftBank学割(割引)」は以下のサービスとの併用は出来ません。
・「ワイモバイルからソフトバンクへの番号移行プログラム」との併用は不可
ドコモ、au、ソフトバンクの学割比較まとめ表
最後に大手3社による学割プランを項目別に比較してみましょう。
サービス内容【割引編】
各サービスの毎月の割引は以下の通りです。
「毎月の割引額」だけでなく、「割引期間」や「適用年齢」など、それぞれの携帯会社で異なる部分があるので、ご注意ください。
auはプランによって、割引が適用される期間が異なります。
データパック編
割引額の合計
プランごとに割引額の合計を見ていきましょう。
最も割引額が大きいのは、auの「auデータMAXプラン Netflixパック」と「auデータMAXプラン Pro」です。1年間で合計2万8800円もお得です。
他社に比べると、断トツですね。
2位はドコモの「ギガホ」で1万8000円。
ソフトバンクは他社より割引額が少なめに設定されています。
注意しておきたいポイントが1つ。
割引額が大きいからと言って、携帯料金が一番お得だとは限りません(後述)。
毎月のデータ別
毎月のデータ通信量別でも割引額を比較してみました。
データプランはデータ通信量に見合ったプランを設定しています。
毎月利用するデータ量によっても、学割の割引額は異なります。
ソフトバンクはどのデータ量でも割引額が一律ですが、ドコモやauは大容量のプランになればなるほど割引額が増額(例外もあり)。
「auフラットプラン7プラス」と「auデータMAXプランPro」との割引額の差は1900円にもなります。
ソフトバンクは「ウルトラギガモンスター+」を契約すると、割引に加えて、1年間に渡ってデータが使い放題(ギガ使い放題)になります。
割引額が大きいからと言って、料金が1番お得とは限らない
割引額の比較を行いましたが、必ずしも割引額が大きいからといって、その携帯会社が最もお得だとは限りません。
料金例(「iPhone11 64GBモデル」)
「iPhone11 64GB」で毎月30GB以上を使う事を想定した例です。
学割の割引額が最も大きいのはauですが、最安はドコモです。
ドコモはデータ上限が30GBなので、条件がauと同じという訳ではありませんが、30GBで十分な方にとってはドコモの方がお得ということになります。
しかも、今なら期間限定キャンペーン(ギガホ増量キャンペーン)で、「ギガホ」は毎月60GB利用出来ます。
また、最も割引額の少ないソフトバンクもauより料金が安く、しかも1年間はauと同じデータ無制限で利用出来ます。
2年目も毎月50GB使えて、YouTubeなどの動画サービスやSNSが使い放題になるので、こちらでもデータ量は十分じゃないかと思います。
このように比較する際は、「毎月の割引額」だけでなく、全体の料金で考えるようにしましょう。
データ量別の学割プラン比較記事はこちら
大手3社による学割サービスを適用した場合の具体的な料金を知りたい方は、「データ量別の学割プラン比較記事」をご覧ください。