大手より格安の料金でスマホが使える事で人気の高いUQモバイルとワイモバイル。
その2社には60歳以上を対象とした「シニア割」が用意されています。
ではこのシニア割は全ての60歳以上にとってお得なサービスなのでしょうか?
今回はUQモバイルとワイモバイルが提供する「シニア割」の内容や条件、新プランの料金システム、オススメの対象機種、大手キャリアとの料金比較など、あらゆる角度からシニアプランの実力を検証してみたいと思います。
(2021年3月2日更新)
- UQモバイルとワイモバイルの「シニア割」とは
- UQモバイルとワイモバイルのスマホ新料金プラン
- おすすめスマートフォン1 「BASIO4(UQモバイル)」
- おすすめスマートフォン2 「かんたんスマホ2(ワイモバイル)」
- 2機種のスペック比較
- 端末とプランを合わせた大手携帯会社との料金比較 条件設定
- 大手との料金比較1 1GBプラン
- 大手との料金比較2 3GBプラン
- UQモバイルとワイモバイルの料金比較 「家族割アリ」の場合
- サポート体制は充実してる?
- 通信速度について
- まとめ 「UQモバイルとワイモバイルのシニア割はオススメ出来る?」
- 実店舗とオンラインショップどっちが良い?
- 最大2万円の現金キャッシュバックがゲット出来る「Yステーション」
UQモバイルとワイモバイルの「シニア割」とは
UQモバイル 「60歳以上通話割」
使う人が60歳以上の場合、対象プランと「かけ放題(24時間いつでも)【月額1870円】」に加入すると、毎月1100円の割引が無期限で適用されます。
「かけ放題(24時間いつでも)」は、通話時間も回数も無制限のかけ放題サービスです。
また、月額220円の「メールサービス」も無料で利用出来ます。
特になし
- 新規契約、乗り換え、プラン変更、通話オプション変更、機種変更であること
- 申し込み時点で利用者の年齢が60歳以上であること
- 「くりこしプラン」と「かけ放題(24時間いつでも)」に加入
ワイモバイル 「60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン」
利用者が60歳以上の場合、対象プランと国内通話が24時間かけ放題になる「スーパーだれとでも定額(月額1870円)」を契約すると、毎月1100円の割引が無期限で適用されます。
「スーパーだれとでも定額」は、通話時間も通話回数も無制限のかけ放題サービスです。
UQモバイルの「60歳以上通話割」と同様、特に対象機種は指定されていません。
特になし
- 契約時点で使用者年齢が60歳以上であること
- 新料金プラン「シンプルS/M/L」のいずれかに加入すること
- 「スーパーだれとでも定額」に加入すること
「シニア割」= かけ放題が安く使える!
UQモバイルとワイモバイルのシニア割を使うと、「かけ放題サービス」が安く使えます!
家族や友人、仕事仲間など、電話をよくする方には非常にお得な割引サービスです。
一方で、「電話をあまりしないシニアの方」にはメリットが全くありません。
UQモバイルとワイモバイルのスマホ新料金プラン
2021年2月にスタートした、UQモバイルとワイモバイルの新料金プランを見ていきましょう。
UQモバイル 「くりこしプランS/M/L」
※ 5Gサービスは2021年夏に対応予定
UQモバイルの「くりこしプランS/M/L」は、データ量に応じて3種類のプランから選択できます。
全てのプランでデータ繰り越しが可能。
5Gサービスには未対応です。
2021年夏以降に5Gサービスの対応を予定していますが、くりこしプランで対応するか新しいプランとして登場するかは未定です。
「くりこしプランM」と「くりこしプランL」は、データ制限後も最大1Mbpsのデータ速度で利用可能なので、動画視聴(標準画質)やネット閲覧くらいならサクサクと快適です。
ワイモバイル 「シンプルS/M/L」
ワイモバイルの「シンプルS/M/L」は、UQモバイルと同じくデータ量に応じてデータ量に合わせて3種類から選べます。
最も安いのは「シンプルS」で、月額2178円で3GBが利用可能です。
5Gスマートフォンにも対応。
「シンプルM」と「シンプルL」はUQモバイルと同様にデータ制限後も最大1Mbpsのデータ速度で利用可能です
おすすめスマートフォン1 「BASIO4(UQモバイル)」
ここからは2社で販売しているオススメの「シニア向けスマートフォン」を紹介します。
UQモバイルの販売する「BASIO4」は2020年2月に発売された機種で、約5.6インチの大きな画面で文字も大きく操作がしやすい初心者向けのスマートフォンです。
累計出荷台数1000万台を突破していて、シニア層からの人気も非常に高いです。
文字が見やすく、誰でも簡単に操作できる
アイコンも文字も大きいので見やすいですし、操作も非常に分かりやすくて簡単です。
ホーム画面には「よく使う連絡先」を3件まで登録出来て、ワンタッチで電話をかけることが出来ます。
「電話」「ホーム」「メール」という3種類の物理ボタンがあるので、電話に出たり、メールを確認したりするのがとても簡単です。
操作方法を学べるし、トラブルも自力で対応してくれる
BASIO4には「スマホの使い方練習」や「使い方ナビ」といったアプリがあり、アプリを使ってスマホの基本的な使い方が学べます。
また、電話が使えないなどトラブルが起こった際には「スマホの健康診断」という機能があるのでご安心ください。
アプリ内の「診察ボタン」を押せば、スマホが自動で診断し問題を解決してくれます。
壊れにくく、電池の持ちも良い
水回りの使用や埃による汚れに強い防水、防塵設計で、アメリカ国防省制定の耐久テストにも合格しているので耐久性も抜群です。
3300mAhのバッテリー容量を備えており、電池の持ちが良いので頻繁に充電する必要もありません。
おすすめスマートフォン2 「かんたんスマホ2(ワイモバイル)」
ワイモバイルのおすすめは「かんたんスマホ2」。
2020年8月に発売された機種で、BASIO4と同じく約5.6インチの大きな画面でシンプルな操作性が魅力のスマートフォンです。
また、全国防犯協会連合会推奨の「優良防犯電話」にも認定されています。
初めてのスマホでも操作しやすい
アプリや連絡先、写真などを選択するアイコンが大きいので押しやすいですし、ホーム画面には「よく使う連絡先」を4件まで登録出来ます。
BASIO4と同様に「電話」「ホーム」「メール」の物理ボタンが搭載されているので、ケータイに慣れ親しんだ方もスムーズに使える点も魅力的。
防犯対策やサポート機能も充実
かんたんスマホ2には「押すだけサポート」というボタンが用意されており、押すだけでスマホが自己解決してくれます。また、専用の窓口で電話相談も可能です(無料)。
また、「迷惑電話対策機能」が搭載されており、危険な電話を警告してくれますし、出てしまった場合も自分と相手に内容を録音する旨が音声ガイダンスで流れ、録音が始まります。
防犯面でも安心して使えますね。
壊れにくく、感染症対策にも優れてる
防水、防塵で、アメリカ国防省制定の耐久テストにも合格しているので耐久性も抜群。
また、泡ハンドソープやアルコールで拭くことが出来るので、感染症の対策も出来ます。
3300mAhのバッテリー容量を備えており、電池の持ちが良いので頻繁に充電する必要もありません。
2機種のスペック比較
「BASIO4」と「かんたんスマホ2」のスペックは以下の通りです。
端末とプランを合わせた大手携帯会社との料金比較 条件設定
端末代金を含めた料金を大手キャリアと比較してみたいと思います。
比較を分かりやすくするために、条件を設定します。
条件設定
条件設定は以下の通りです。
・個人で利用するケースで比較
・「スマートフォンからスマートフォンの変更」「ケータイからスマートフォンの変更」の2パターンで比較する
・UQとauは「BASIO4」、ワイモバイルは「かんたんスマホ2」を購入する
・60歳以上が対象のシニア割を利用する
・大手携帯会社は唯一60歳以上の割引があるauを比較対象とする(料金も3社で最も安い)
・新規契約、他社からの乗り換えと仮定する
・手数料は考えない
・ユーザー別「2年間の合計金額」比較では、上記の手数料を計算に入れる
大手との料金比較1 1GBプラン
スマホからの変更
ガラケーからの変更
スマホを利用中で月額料金が3000円を超える方はUQモバイルがオススメ
現在スマートフォンをお持ちの方で毎月1GB利用の方は、UQモバイルへの乗り換えがオススメです。
UQモバイルなら「BASIO4」の端末代金を含めた料金でも、3GBのデータ量が毎月3000円以内で利用可能です。
ドコモ、au、ソフトバンクの1GBプラン(かけ放題)を利用で、割引特典が無い場合、月々の料金が6000円を超えるという方がほとんどです。
それを考えると、UQに乗り換えれば月額料金を今より3000円以上も節約出来ます!
加えて1カ月のデータ量も3GB使えるので、非常にお得だといえます。
「ケータイからスマホへ乗り換え予定の方」はauがお得
現在ガラケーを利用中で、データ量は1GBあれば十分という方はauがオススメ。
auには「スマホスタートプラン60」という60歳以上でこれからスマホデビューする方にお得なプランがあります。
auケータイや他社ケータイからの変更で、かつ60歳以上という条件を満たすと、最初の1年間は毎月4180円の割引、2年目以降は毎月3080円の割引が適用されるので非常にお得。
「BASIO4」を購入した場合、2年間の料金はUQより2万円以上も安くなります!
大手との料金比較2 3GBプラン
スマホからの変更
ガラケーからの変更
UQモバイルなら月3000円以内でスマホが使える
月3GBのプランなら、UQモバイルが断トツでオススメです。
大手キャリアのユーザーで月3GBのかけ放題プランを使う方は、端末代金を含めると月7000円程度かかる事がほとんどです。
UQモバイルやワイモバイルなら、月額料金を今より半額もしくはそれ以上抑える事が可能です。
60歳以上の方がUQモバイルを利用する場合、24時間かけ放題のオプションを付けても端末代金を含めた料金が月3000円を下回ります。
毎月7000円以上かかってる場合、UQに乗り換えるだけで2年間の料金を9万円以上も節約できる計算です。
UQモバイルとワイモバイルの料金比較 「家族割アリ」の場合
個人の料金比較では、UQモバイルの方がワイモバイルよりもお得なことが分かりました。
では家族で使う場合はどうなのでしょうか?
条件設定は「大手との料金比較」と同じであると仮定します。
3GBプラン比較
「家族割」対象なら、ワイモバイルの方がお得
60歳以上の方が家族割の対象である場合は、UQモバイルよりワイモバイル新プランの方がお得。
2年間で1万6000円以上も安く利用できる計算となっています。
実は2021年2月にスタートした新プランの場合、2社の間で「家族割」の扱い方に違いがあります。
ワイモバイルの「家族割引サービス」は新プラン「シンプルS/M/L」も対象になっており、2回線目以降は毎月1188円の割引が適用される一方で、UQモバイルの新プランである「くりこしプラン」は、残念ながら「UQ家族割」の割引対象外となっています。
料金比較から分かる通り、個人で契約するケースではUQモバイルの方がお得ですが、家族割を活用する場合はワイモバイルの方がお得です。
サポート体制は充実してる?
料金が安いと、その代わりにサポート体制が悪いんじゃないかと不安になると思います。
ということでUQモバイルとワイモバイルのサポート体制について解説します。
端末の補償サービス
UQモバイルには「端末補償サービス(月額料金380円)」「AppleCare+ for iPhone(月額403円~678円)」、ワイモバイルには「故障安心パックプラス(月額759円)」「AppleCare+for iPhone(月額403円~678円)」という端末補償サービスがあるので、万が一のトラブル時も安心です。
Andorid端末の場合、ワイモバイルの補償サービスはUQより月額料金が高いですが、故障時にかかる料金はUQより安いケースが多いです(故障内容による)。
設定方法やトラブル時のサポートサービス
- 「ワイドサポート(月額550円)」
UQモバイルには「UQあんしんサポート(月額385円)」、ワイモバイルには「ワイドサポート(月額550円)」というサービスがあり、スマホの設定方法や操作方法で困った事が起きた場合に、電話や専門アドバイザーによる遠隔操作でサポートしてくれます。
また、サポート範囲はスマートフォンだけじゃありません!
お持ちのパソコンや周辺機器、TwitterやLINEなどのアプリの登録方法なども相談する事が可能です。
ワイモバイル 「みまもりサービス」
- 「みまもりサービス(月額528円)」
離れて暮らす家族が心配な方にオススメなのが、ワイモバイルの「みまもりサービス(月額528円)」です。
このサービスに加入すると、スマホの利用履歴から家族の安否や行動内容が確認出来ますし、一定時間スマホの利用が無い場合は自動で安否確認電話がかかります。
安否確認電話に出ない場合はメールでお知らせしてくれるので、家族の状況をすぐに知る事が出来て何かと安心です。
通信速度について
「料金が安い代わりに、通信速度が遅いんじゃないの?」と不安に思う方も多いと思います。
価格ドットコムマガジンやMMD研究所が出す最近の通信速度調査記事(「参考1」「参考2」)を見れば分かる通り、UQモバイルとワイモバイルは他の格安SIMより速い速度を記録していて、速度も安定して出ていることが分かります。
状況によっては大手並みの速度が出ることもあるので、通信速度が遅くて使い物にならないという事はありません。
まとめ 「UQモバイルとワイモバイルのシニア割はオススメ出来る?」
これまでの解説をまとめてみます。
UQモバイル、ワイモバイルなら月3000円前後でかけ放題が使えてお得
60歳以上でかけ放題サービスを使う方なら、大手(ドコモ、au、ソフトバンク)よりUQやYmobileが圧倒的にオススメです。
料金比較からも分かる通り、2社なら月3000円程度で使えるので、大手よりも大幅に料金を抑える事が出来ます。
また、シニア向けのスマートフォンも用意されているので、初めてスマートフォンを使う方も安心。
端末補償やスマホの操作に困った場合のサポート体制も充実しています。
ドコモ、au、ソフトバンクを使っていて料金の高さに不満のある方は、ぜひ乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
実店舗とオンラインショップどっちが良い?
UQモバイルとワイモバイルでは、実店舗とオンラインショップの両方で契約する事が出来ます。
ではどちらで契約する方が良いのでしょうか?
実店舗
・専門スタッフと対面で話ができるので安心
・気になる点や疑問に思う点を相談できる
・実際の端末に触れる事が出来る
・初期設定をしてもらえる
・当日に端末が手に入る
・待ち時間が長い
・ショップに行くのが面倒
・近くにショップが無い場合がある
・行ける時間が無い場合がある
・オンラインショップのようなお得なキャンペーンが無い
実店舗なら、契約の面でも安心ですし、専門スタッフに直接相談できる点もメリットです。実際の端末に触れる点も魅力的。
ただし、「オンラインショップ限定キャンペーンが受けられないこと」や「待ち時間が長い」などの点はデメリットだといえます。
オンラインショップ
・24時間いつでも契約が出来る
・待ち時間ゼロで自宅から契約出来るので、時間の節約になる
・契約に時間がかからないので、忙しくても大丈夫
・オンラインショップ限定のお得なキャンペーンが使える
オンラインショップショップなら待ち時間ゼロで24時間いつでも好きな時に、自宅などどこでも契約できるのが魅力です。
UQモバイルもワイモバイルも端末購入の場合、送料は無料です。
また、オンラインショップ限定のキャンペーンを使えば、実店舗で契約するより料金がお得になる点も魅力的です。
一方で、デメリットとして「専門スタッフと対面で話せない事」や「支払い方法がクレジットカードに限定されている」などの点が挙げられます。
UQモバイルオンラインショップ 「SIMのみ購入で最大1万円キャッシュバック」
・新規契約もしくはau以外の他社から乗り換えで、SIMカードのみ購入と同時に「くりこしプラン」へ加入した方は、最大1万円の現金キャッシュバック特典が受けられます!
UQモバイルオンラインショップ 「iPhone8キャッシュバックキャンペーン」
・新規契約もしくはau以外の他社から乗り換えで、「au Certified iPhone8(認定中古品)」を期間内に購入した方は、5000円の現金キャッシュバック特典が受けられます!
ワイモバイルオンラインストア 「SIMのみ購入で最大5000円のPayPayキャッシュバック」
・新規契約もしくはソフトバンク以外の他社から乗り換えで、SIMカードのみ購入と同時に「シンプルM/L」へ加入した方は、最大5000円相当のPayPayボーナスキャッシュバック特典が受けられます!
ワイモバイルオンラインストア「新規、乗り換えで1万8000円の端末割引」
・新規契約もしくはソフトバンク以外の他社からの乗り換えで、「iPhone12」「iPhoneSE」や「OPPO Reno3 A」などの人気機種を購入すると、最大1万8000円が割引されるキャンペーンが開催中!
オンラインショップの詳しい利用方法については、「オンラインストア利用ガイド記事」をご覧ください。
公式オンラインショップはこちら
最大2万円の現金キャッシュバックがゲット出来る「Yステーション」
新規もしくは他社からの乗り換えでワイモバイルの利用を検討している方にオススメのショップが「ワイステーション(ワイモバイル正規代理店)」です。
最大の魅力は「現金キャッシュバック」。
新規契約もしくは乗り換えの方なら「最大2万円の現金キャッシュバック」がもらえます!
しかも開通の翌週に指定の口座に振り込まれ、振込手数料もかかりません。
有料オプションへの加入条件もありません!
公式オンラインショップよりお得で、電話での申し込みも可!
公式オンラインショップにも端末割引があるものの端末によって割引額が異なり、どれもワイステーションの方が還元額が大きいのでお得です。
またオンラインショップと違い、webだけでなく電話からも申し込みが可能なので、パソコンに慣れていない方でも安心して契約出来ます。
「キャッシュバックキャンペーンの詳細」や「キャッシュバックが提供できる理由」、「申し込み方法」など、より詳しい情報はショップの解説記事をご覧ください。