2021年2月26日にワイモバイルで「iPhone12」と「iPhone12 mini」の販売がスタートしました。
これを機にワイモバイルへの乗り換えを検討している方もいらっしゃると思います。
大手より料金の安さが魅力のワイモバイルですが、iPhone12を使う場合はどのくらいの料金で使えるのでしょうか?
第4の大手と呼ばれる楽天モバイルや21年3月からスタートする大手の新ブランドと料金を比較しながら、ワイモバイルの「iPhone12」は使うメリットがあるのか検証してみたいと思います。
(2021年4月14日更新)
表示価格は全て税込です
- 2021年2月26日「iPhone12」と「iPhone12 mini」がワイモバイルで発売
- 「iPhone12」「iPhone12mini」端末価格
- ワイモバイルの新料金プラン解説
- 料金プランと端末代金を合わせた合計金額
- 料金比較 条件設定
- 料金比較1 大手3社(ドコモ、au、ソフトバンク)
- 料金比較2 楽天モバイル
- 料金比較3 ahamo、povo、LINEMO
- 「iPhone12」と「iPhone12 mini」のスペック
- まとめ ワイモバイルの「iPhone12」は本当にお得?
- ワイモバイルでお得に契約する方法
2021年2月26日「iPhone12」と「iPhone12 mini」がワイモバイルで発売
2021年2月26日にワイモバイルより「iPhone12」と「iPhone12mini」の取り扱いがスタートしました。
「iPhone12シリーズ」はiPhone初となる5G対応の端末です。
5Gサービスに対応している?
21年2月18日にスタートしたワイモバイルの新料金プランは5Gに対応していますので、エリア内なら5G通信が使えます。
ワイモバイルの5Gエリア
5G通信が使えるエリアは東京や大阪などの一部エリアに限られています。
東京、大阪以外の地域にお住まいの方は、基本的に4G通信を使うとお考え下さい。
全国的に5G通信が使えるのはもう1年~2年先となるでしょう。
この点はドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアも同じです。
「iPhone12」「iPhone12mini」端末価格
ワイモバイルの「iPhone12」と「iPhone12mini」の端末価格は以下の通りです。
「iPhone12」の端末価格
「iPhone12 mini」の端末価格
通常価格はSIMフリー版の方が安い
iPhone12の最安は11万880円、オンラインショップで購入する方(新規、ソフトバンク以外の他社から乗り換え)は1万8000円の端末割引が適用されて最安9万2880円で購入出来ます。
実は表を見ると分かる通り、ワイモバイルで販売するiPhone12(通常価格)よりAppleで販売しているSIMフリー端末の方が安いです。
それは「iPhone12 mini」も同じ。
つまり、オンラインショップの端末割引の対象外となるユーザーは、SIMフリー版を入手した方がお得です。
ワイモバイルの「iPhone12」は価格が若干高い分、SIM契約とセットで購入出来て、利用までの手間が省ける点に魅力があります。
ワイモバイルの新料金プラン解説
ワイモバイル 「シンプルS/M/L」
ワイモバイルの「シンプルS/M/L」は、データ量に応じて3種類から選べます。
最も安いのは「シンプルS」で、月額2178円で3GBまで使えるプランです。
5Gスマートフォンにも対応。
「シンプルM」と「シンプルL」はデータ制限後も最大1Mbpsのデータ速度で利用可能なので、ネット閲覧やSNSの利用、標準画質の動画視聴くらいなら困ることはありません。
割引サービスやオプションなど、詳しい料金プランの内容はこちらの解説記事をご覧ください。
料金プランと端末代金を合わせた合計金額
各プランいくらでiPhone12が使えるのか、「iPhone12 64GB」を例にして表でまとめてみました。
料金まとめ(iPhone12 64GBモデルの場合)
かけ放題あり
料金まとめ 割引あり(iPhone12 64GBモデルの場合)
かけ放題
料金比較 条件設定
ワイモバイルで「iPhone12」を使う場合、料金はどの程度お得なのでしょうか?
他社との料金比較をしてみてたいと思います。
比較を分かりやすくするために、以下の条件を設定します。
条件設定
・個人で利用するケースで比較
・「iPhone12 64GBモデル」を購入する
・大手のiPhone12は、「2年後に端末を返還することを条件とした端末補助サービス(ドコモ『スマホおかえしプログラム』)を活用して2年間使うケース」と「サービスを活用せずに4年間使うケース」で比較する
・大手は「5G料金プラン」を利用する
・楽天モバイル、LINEMOは端末とのセット販売を現時点で予定していないため、SIMフリー端末を購入する
・手数料はゼロとする
・長期ユーザー向けの割引は適用しない
料金比較1 大手3社(ドコモ、au、ソフトバンク)
大手携帯会社との料金比較をしてみましょう。
ここではドコモを例に比較してます。
ドコモ、au、ソフトバンクの詳しい料金はこちらの解説記事をご覧ください。
3GB
2年間「iPhone12」を使用(「スマホおかえしプログラム」適用)
4年間「iPhone12」を使用(ドコモ「スマホおかえしプログラム」適用なし)
25GB以上
2年間「iPhone12」を使用(ドコモ「スマホおかえしプログラム」適用)
4年間「iPhone12」を使用(ドコモ「スマホおかえしプログラム」適用なし)
3GBプランは「iPhone12」を使う期間によって、お得なキャリアが変わる
まず3GBプランについて。
スマホおかえしプログラム適用ならドコモの方がお得です。
4年契約で購入した端末を2年で返却すると、残り2年分の支払いが免除されるサービスです。
このプログラムを使えば、ワイモバイルより端末が5万円以上も安くなります。
ただ、ワイモバイルのオンラインショップ特典(新規契約、乗り換えが対象)を使えば、1万8000円の端末割引が受けられるので、ドコモより料金が安くなります。
2年で返却する予定がなく、少なくとも2年と1カ月以上iPhone12を使い続ける場合はワイモバイルの方がお得。
仮に4年間使うと、2社の差は8万円以上も付きます。
「シンプルS」は「5Gギガライト(3GB)」より月額料金が2000円以上安いので、使えば使うほど、お得度が増します。
「月25GBで十分な方」はワイモバイルがベスト
「月25GBあれば十分」という方は、ドコモよりワイモバイルの方がオススメです。
たとえドコモで端末購入サポートを活用したとして、ワイモバイルの料金には及びません。
更に同じ端末を4年間使うと仮定した場合は、月2500円以上もドコモが高い計算です。
ちなみに新規や乗り換え(ソフトバンクユーザー以外)の方がワイモバイルの正規代理店「ワイステーション」で契約すると、「シンプルL」なら現金2万円のキャッシュバックがもらえます!
webだけでなく、電話での申し込みも受け付けているので、ネット操作が苦手な方も安心して契約出来るのでオススメです。
料金比較2 楽天モバイル
第4の大手と言われる楽天モバイルと比較してみた場合はどうでしょうか?
3GB
25GB以上
料金の安さは楽天モバイルが圧倒的に上
楽天モバイルの方がワイモバイルより圧倒的に安いです。
ちなみに2021年4月からスタートした「UN-LIMIT Ⅵ」は従量制プランを採用していて(データ無制限で月額0円~3278円)、月3GBで比較した場合はワイモバイル「シンプルS」より2年間で4万円以上も安く使えます。
25GB以上のプランで見ると、楽天モバイルはワイモバイル「シンプルL」より月1500円以上も安く使えて、更にデータ量も無制限。
「楽天LINK」という通話アプリを使えば、国内通話も無料でかけ放題です(通常の電話回線を使うと、30秒につき20円かかる)。
ワイモバイルが楽天モバイルより良い点
安さでは楽天モバイルに及びませんが、ワイモバイルが勝ってる点もあります。
楽天モバイルのデータ通信が使えるエリアは、楽天回線エリアとau回線エリアの2つがあります。
無制限で使えるのは楽天回線エリアのみで、au回線エリアは月5GBまでしか使えません。
つまり、月5GB以上使う場合、お住まいの地域が楽天回線エリア内でない方は楽天モバイルよりワイモバイルがオススメといえます。
ワイモバイルのかけ放題サービスは別途料金がかかるものの、通常の電話回線を使っているため、楽天LINKより通話品質が保証されていますし、プランの加入と同時に「iPhone12」をセットで買えるので契約手続きが簡単です。
実店舗も多く、何かトラブルが起きた時に直接サポートを受けやすい点も魅力的です。
料金比較3 ahamo、povo、LINEMO
ドコモ、au、ソフトバンクが新たにスタートさせる新ブランド(ahamo、povo、LINEMO)と比較した場合はどうでしょうか?
ここではかけ放題無しプランで最も料金がお得な「LINEMO」と比較してみたいと思います。
※ povoとLINEMOは同じ料金設定だが、LINEMOは20GBに加えてLINEが使い放題なためLINEMOを採用
20GB
オンライン契約出来る方はLINEMOなどの新ブランドがベスト
通常の料金で比べると、LINEMOの圧勝です。
15GBのシンプルMより、20GB使えるLINEMOの方が月1000円以上も安く使えます。
ただ、ahamo、povo、LINENOは、料金以外でデメリットがいくつかあります。
このようなデメリットが気になる方や、スマホの契約についてそこまで詳しく無い方はワイモバイルの方が安心です。
ワイモバイルの方がお得なケースとは
上の表から分かる通り、ワイモバイルの「家族割」や「光セット割」の対象で、新規または乗り換えによる端末割引(オンラインショップ限定)が受けられる場合は、LINEMOより「シンプルM」の方がお得です。
「シンプルL」もLINEMOと月200円程度しか変わりません。
LINEMOより5GB多く使える点を考慮すれば、コストパフォーマンスは「シンプルL」の方が上です。
また、ワイモバイルの契約と一緒に「iPhone12」が買える事や実店舗がある点、キャリアメールが使える点などは、ahamoなどの新ブランドに無いメリットといえます。
「iPhone12」と「iPhone12 mini」のスペック
「iPhone12」と「iPhone12 mini」のスペックを見てみましょう。
スペック比較
まとめ ワイモバイルの「iPhone12」は本当にお得?
ではこれまでの解説をまとめてみましょう。
こんな人は「ワイモバイル」への乗り換えがオススメ
他社の利用がオススメな人
大手より安く、尚且つ安心して長い期間使いたい場合はオススメ
ドコモ、au、ソフトバンクユーザーが他社へ乗り換えて「iPhone12」を安く使うための選択肢は数多くあります。
重要なのは「優先項目を決めること」。
スマホに詳しく、「安さ」だけを求めるなら格安SIMや楽天モバイルが良いですし、月20GB使う方で通信スピードの安定性にこだわる方はLINEMOなどの新ブランドがオススメです。
ワイモバイルの場合、何かに突出した良さはありませんが、「安さ」「通信速度の安定性」「月3GBプランに対応」「端末とセットで購入可能」「契約の簡単さ」「家族割がある」などの点を複合的に見るなら非常に魅力的なキャリアです。
安さでは楽天モバイルや格安SIMには叶いませんが、「5Gエリアの広さ」や「サポートの充実度」、「手続きのシンプルさ」はワイモバイルの方が優れています。
大手より安く、尚且つ通信速度を気にせずに2年以上端末を使いたいと考えている方は、ぜひワイモバイルへの乗り換えで「iPhone12」や「iPhone12 mini」の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ワイモバイルでお得に契約する方法
正規代理店「ワイステーション」で、現金キャッシュバックをゲットしよう
新規契約や他社からの乗り換えでワイモバイルを契約する方は、ワイモバイルの正規代理店「ワイステーション」がオススメ。
一番の魅力は、「最大で現金2万円のキャッシュバック」がゲット出来ること。
また、機種代金からの割引にも対応。割引額は最大2万2000円。現金キャッシュバックで受け取るよりお得ですね。
有料オプションへの加入条件も無いですし、口座への振込手数料も無料!
webでの申込だけでなく、電話での申込も受け付けているので、ネットでの申込に不安のある方も安心して契約出来ます。
キャッシュバック金額
※1 ソフトバンクからの移行はプランに関係なく一律5000円です
代理店では契約を取るごとに携帯会社から「販売奨励金」が与えられます。販売奨励金(インセンティブ)とは、より多く携帯を販売する事を目的に、携帯会社が代理店に支払うお金のこと。
契約数が増えれば増えるほど販売奨励金がもらえて、端末によっては大きなインセンティブが与えられます。
そのため、現金キャッシュバックが提供できるというワケです。
また、実店舗より郵送での契約が中心のため、それほど人件費をかけずに運営できる点も理由の1つです。
「キャッシュバックキャンペーンの詳細」や「キャッシュバックが提供できる理由」、「申し込み方法」など、より詳しい情報はショップの解説記事をご覧ください。
公式オンラインショップでの契約
公式オンラインショップでの契約なら、場合によってはワイステーションよりお得にスマホが買えます。
例えば、新規または乗り換えで「iPhone12 64GB」を購入する場合、プランに関係なく1万8000円の端末割引が適用されます。
月3GBの「シンプルS」でも1万8000円の割引が適用されるので、「ワイステーション」のキャッシュバック金額(「シンプルS」は5000円のキャッシュバック)よりお得な計算。
ワイステーションより特典内容がお得な方は、ぜひこちらを利用しましょう。
オンラインショップの詳しい利用方法については、「ワイモバイルオンラインストア利用ガイド記事」をご覧ください。